セリフたち 8
その独立系のレンタルビデオショップは
恵比寿から高輪方面へ続く坂道の始まるあたりにあった
独立系のレンタルビデオショップ。
パッケージが気になって手に取った一本は
ボクに取っての数少ない奇跡のひとつになった。
「グラン・ブルー」いや当時のタイトルはグレートブルー。
あたしに言わせりゃね、そりゃわがままってもんだ。
あんたが勝手に諦めることがお相手のためだと
決め込んでいいなさるのかね。
手前勝手の言い分で、自分だけ悲劇ヅラして。
卑怯もんだよ旦那は。
逆方向へ向かう電車のホームに
20年前の彼女によく似た女の子が立っていた。
もしかしたら彼女の娘なのかもしれない。
どうでもいいことにロマンを感じるような年齢になったことが
とても悲しかった。
あの時さぁ、オレがなんて言ったか覚えてる?
覚えてる、自意識過剰なんだなってなったから。
吉田です。吉田カイト。来るに人と書いてカイトです。
クルヒトとキリスト。まるで青森の田舎の与太話みたいな符合じゃないか。
ザッカーバーグ並にエクセレント。
いいかい息をぜ〜んぶ吐き出して、そう肺の中が空っぽになるくらい。
苦しいだろ。でもまだだ、もっともっと。
もうダメ、眼の前が・・・ってとこまでいったら
全身の力を抜いて…そうだな解放してやるんだ。
なに!これが正しい呼吸だっていう?
バカじゃないのかお前は。
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