車の整備は心が一番。

今日は日曜日,それに12月にしてはとても暖かかったので、東京で暮らす,二人の息子達のところに新しい布団を届けに、そしてすこし部屋を奇麗にしてこようと,張り切って宇都宮より,ペイントされた2cvで出発しました。道路もすいていたし,冬の銀色の太陽が輝いていました。順調に2馬力で飛ばしていると,幸手辺りで,渋滞に巻き込まれました.すると快調だった2馬力が,プスン,と言い出しました。そのうち,プスン、プスンになり,パン、パン等と言い出しました。バックファイアーです。そのうちに止まってしまいました。さあてと,今日は日曜日だし、どうしようか,保険会社に連絡するか,等と考えていると,行田の白根自動車さんに助けてもらおうと思いました。でも今日は日曜日,休みに決まっているとは思いつつ,かすかな望みを持って,電話をしました。すると幸運な事に、といっても白根さんにとっては,不運な事に会社にいたのです。これは後から御伺いすると,自宅の方に転送になっていたのだそうです。ありがたい事です。僕は2馬力を,だましだまし,運転して行きました。途中で何回か止まりましたが、キャブレターを塞いでふかしたりして,なんとか,白根自動車まで運転して行きました。白根さんは電気をつけて待っていてくれました。なんて優しいのでしょう・・・。嫌な顔一つしないで,車を見てくれました。ポイントが原因だと言って,実に手早く,ファンを外して,ポイントをみてくれました。やはりポイントが原因でした。彼は部品を買いに行ってくれ,ちゃんと取り替えてくれました。普通なら、ここまでですが、白根さんは他のところもみときましょう。と言って,ライトの光軸の調整とウインカーを直してくれ,試運転に出かけました。僕は最近,30年近く,車をみてもらっていた,宇都宮のOという整備工場のあまりの心の貧しさに,あきれかえって,しまっていたもので,白根さんの優しさにじーんときてしまいました。Oでは,最初シトロエンは僕だけでした。それを僕が次々にシトロエンのオーナーを紹介していって,また,紹介した人がまた他の人を紹介したりと,今では,シトロエンのOなどと本人も言っているそうです。でも最近,どうも天狗になっているようです。さようならです。うちの近くに白根さんがいたら・・と思います。整備を終えた,2馬力は何事も無かったかのごとく,10時頃、家に帰ってきました。とても快調でした。この車はまだ、140000キロです。僕の初めての2馬力は250000キロでフレームが腐ってしまって,廃車になりました。あと110000はだいじょうぶだとおもいます。なんとまあ、かわいい車なんでしょう・・・・・。
2006年12月18日1時22分

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