colabo問題や政治問題に口を出すのは恥ずかしい事ではないという事
■colabo問題
こういう政治や福祉などが絡んだ問題は、若い人ほど表立って口に出したり(ツイートも)しない傾向があります。
なぜか?
①よく知らないから、見当はずれな事をいってしまったら恥ずかしいから
②周りの友達にそういう人が居ないから
③ネトウヨだとかそういうのに思われそうだから
これは気持ちはわかりますが、間違いだと思います。
知らない事に興味を持って、声を出すのは恥ずかしい事ではないです。
この文化は日本ならではのいわゆる奥ゆかしさや気遣いの文化から来ているのかもしれません。だからこそ、この文化から生まれた問題が大きくなったものが日本には多くあるのだとも思います。
例えば話題の中心に居る暇空茜さんのツイート等で
「住民訴訟?」
「WBPC?」
「村木厚子?」
”・・・何だか悪いことが行われているのかもしれないけど、わからない事が多いからとりあえず見守ろう”
僕が学生の時も確かにこんな感じでした。
若い人で選挙に行かない人は
・その1票の与える影響の大きさをまだ知らない
・政治についてよくわからない
といった部分が大きいと思います。
これが例えばとてもわかりやすく
今回の選挙で
①A政党が勝てば来年も消費税が今のまま
②B政党が勝てば来年から消費税が5%上がる
という感じであれば①にする為に動くと思います。
実際には上記①②の様な単純な事柄ではないから分かりづらい訳ですが。
政治的な事柄が難しいというか分かりづらいのは、敢えて分かりづらい方が得をする人達も居るから分かりづらくなっている面もあります。
■政治や法律は規約と似たようなもの
貴方は何か商品やサービスの契約をする時に「規約」を渡されたり、確認して下さい、同意するにチェックを押してください、というのに触れた事があると思います。
「長ったらしくてわかりづらいな・・・めんどくさ」
こう思う方が多いと思います。
例えば特に誰もが触れるものだと携帯電話の契約や、不動産賃貸、TWITTERの利用規約などです。
この規約は何のためにあるかと言うと規約を作った側が有利になる為に作っている事が殆どです。
直近だとこんなニュースが上がっていました。
TWITTERが他社製のアプリでTWITTERを使用する事を禁止しました。これは元々の利用規約の中に「運営は必要に応じて規約を変更できる」といった様なものがあり、後になって自分達の都合に合わせて規約、言ってみれば個人間や会社間の法律を書き換えた感じです。
話を元に戻すと、規約と言うのはパッと見た時にわかりづらいのはその中に貴方に不利になる情報をしれっと紛れ込ませておく為のものであるケースが多々あります。勿論サービス提供側が運営していく上で不正なトラブルを避ける為の項目が中心ではありますが、そうした項目を入れていく中でわかりにくくなったのを良い事に貴方に不利益になって自分達が得をする内容をわかりにくくして入れていたりします。
政治や法律も構造的には同じです。
僕たち日本人は日本と言う会社と一人一人が強制的に生まれた時から契約をしている状態で、法律というのは規約に置き換えられます。そしてその日本と言う会社を運営していて規約を作る人達が政治家です。
■今回のcolabo問題ってどういう事なの
このわかりづらい政治と、他にもわかりづらい社会福祉などが絡んだものは軽く調べただけでは中々掴みにくいです。
政治の事や関連する事に触れてこなかった人は最初に書いたようにとりあえず静観という選択をしやすいと思います。
困難女性支援法が問題視されている部分は、若い人の場合学校で置き換えて見るとわかりやすいかもしれません。
学校には部活があって、部費が存在します。この部費はその部活に所属する為の税金と同じです。ですがこの部費、何にどのくらい使用されているか、その内訳まで知る生徒というのは殆ど居ません。
月5000円の部費を100人の生徒から毎月集めていたとすると年間で600万円です。仮にサッカー部だとしましょう。
この600万円からボール代、ユニフォーム代、設備代、移動費などで450万円が実際に使われています。残りの150万円がある訳ですが、監督の兄弟が運営する会社に100万円が弁当代として支払われていて、実際には弁当は生徒達が自費で用意していて、その100万円は監督が70万、監督の弟が30万円、自分たちの懐に入れています。更に残りの50万円を部費の使用チェックをする学校の別の先生の親の会社に買ってもいない教本代として支払われていてその先生の懐に入っています。
貴方やチームメイトが毎月払っている部費の一部を、表面的にはちゃんと使用している風を装って、自分達のお金にしているというのは、もし知ったら「なんて事をしてるんだ、解雇だろう」という気持ちになると思います。
今回のcolabo問題やその他のNPO法人や一部政治家の問題というのは、これと近い疑惑の可能性がある、という問題です。そして困難女性支援法というのは上記例の様ないわゆる選ばれた人だけが得をするズルい事を「法律でOKにする」という仕組みなのでは?という問題です。
■未来を決定づけるのは今の積み重ね
過去に戻ってやり直すという事はできません。
5年契約で解約に罰則がある契約を規約を読まずに契約してしまって、後から気付いてもこれも後の祭です。
理解しづらく、わかりづらいルールの中で、ルールを熟知している人同士が結託してゲームを進めて、更にルール(法律)を自分達の有利になるように進めているという部分は、人が運営する以上必ず発生します。
知らなければ割を食って損をする形に気付けばなっています。全ての事柄がそうではないですが、そういったものがどこかに存在しているのは普通の事です。国も人が運営する会社みたいなものである以上は。
ニュースでたまに見る「〇億円横領で逮捕」というのと同じ様な考えをする人が居るのも一緒です。また、上手く逮捕されずに横領を合法的に見せてやり切って表に出ない人も居るのも一緒です。
事実がどうなのか、問題なのかどうなのか、自分が感じた事は正しいのか誤っているのか、それは後から結果でわかります。
・聞いてみれば良い
・感想の声を出してみたら良い
・いいねやRTしてみたら良い
若い貴方が30歳、40歳になった時に「なんでこんなに税金ばかり増えるのか」「その一方で一部の人ばかり得をして楽をして不公平だ」と思っても、その流れは10年前でしか止められないかもしれません。
以前僕はこういった記事を書きました。
自分で調べたり聞いたりして、自分が正しいと思う事や、こうしたらいいんじゃないかと思う事を、声にした方が良いです。
そして自分で考えてみる事をおすすめします。
いま自分が目にしているものがこのまま進むとどうなるのか、違う方向に進んでいくとどうなるのか、そして自分がそうなって欲しいなという方向に進める為に”これをしたら良いのかな”という行動があったとして、それを行う事を止める理由として「よくわからない事柄だから…」「変な事言ってたら恥ずかしいから…」というのは勿体なくないでしょうか。
あと今回の問題は女性支援、困難女性支援といった女性の味方という表現が多いですが、女性の方は表面上の言葉だけでなく、それが本当に言葉の意味通りに女性を救う取り組みなのか、考えてみても良いかもしれません。
AV新法が結局のところAVで生計を立てる女性をより困難に追い込んでいる現実があるように、最終的に自分達が食い物にされる罠の様なものだった、という可能性もあり得るので。
世の中には、きちんと知れば100人中100人が「なんて悪い事してるんだ」と思う事を、誰からも言われないのを承知で行っている人が想像するよりもたくさん居ます。
■終わりに
今回のコラボ問題というのは本当に思わぬところから偶然や条件が重なって、奇跡的に表に出てきた問題です。
ヴェールに隠れている部分は大きく、ハッキリとさせていくにはまだまだ社会的な声が足りないとも感じます。
もう誰もこの問題を無視できない、という段階に到達するにはこれから10年後20年後に国の責任を負担する若い人の声が不可欠の様に思います。
僕自身は一部の利権に絡める立ち位置に居る人たちだけの懐に、公金がおいしく頂かれているのであれば、一部でも改善されればそれに越したことはないと思います。
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