見出し画像

ユーチューブのビデオ、最初のサイクル終了!

約3週間前から始めたYouTubeチャンネル「こじらせコントラバス」に、第4回ビデオ「いろいろな弓の持ち方・考え方の基本」を投稿しました。

第1回と第2回では主に音程と左手の話、第3回と第4回ではおもに弓の持ち方と右手についてつらつらとお話してきました。これでとりあえず僕の言いたいことの一番の根幹である「弾く練習から、聴く練習へ!」のモットーをご紹介するという意味合いでは、一区切りです。

世間には様々な媒体で、コントラバスの弾き方を教える情報が溢れかえっています。しかし僕はずっと、それらの情報が「こうしなさい」「こうすれば上手くなれる」「こうしなくちゃいけない」と、「何かをする」方向の練習や方法論に偏っている現状に疑問を感じていました。

もちろん楽器の演奏には「伝統」からくる「型」があることを否定はしませんが、もうちょっと「自分がどう感じているか」を大事にした視点もあった方が全体のバランスが良くなるんじゃないかと思い、敢えて「こうしましょう」という指示を全く含まない動画に仕上げたつもりです。

自分の感覚を信じて、しかも頭を使って考えて練習するのには労力も時間もかかります。何より辛いのは、そうやって練習しても上手くなる保証はない、ということです。でも楽器と身体との繋がりや、自分が表現したい音楽との距離感はずっと縮まると思います。

そうした回り道や「めんどくささ」を楽しんで究めていくのが、プロだろうとアマチュアだろうと、理想的な楽器との関わり方なのではないかと、だいぶおっさんになった今は思うわけです。タイトルの「こじらせ」というのは、決してネガティブな意味で使っているわけではありません。

さて、今後も不定期にビデオを投稿していきますが、もうちょっと親しみやすい、いわゆるユーチューバー的なスタイルに寄せた方がいいのか、今のまま「90年代のビデオテープ教材風」で続けるのが良いのか。笑。僕自身も楽しんで悩みながら続けて参りますので、改めてよろしくお願いいたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?