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『バトガ2』は今後実現されるのか?

結論から言うと無理だと思います。

  おいこら!!それでもあの子らの生徒か!!バトガ勢としてどうなんだ!!と思う先生方もいると思いますがとりあえずそのナイフは下ろしましょう。

  確かに、僕だって大好きな神樹ヶ峰の生徒に会える場所があるなら欲しいですよ。ただ、現実的に考えるとやっぱり厳しいだろうなと思う部分があるわけですよ。今回はその理由を考察していきたいと思います。

「制作コスト」という大きな壁

  バトルガールハイスクールは、豪華声優陣によるボイスや、(今となっては)少数精鋭のキャラの継続した供給が長所の1つだと思います。が、その豪華声優陣の面子を見てみると、(敬称略)

洲崎綾
佐倉綾音
雨宮天
高橋李依
東山奈央
上坂すみれ
早見沙織
本渡楓
下地紫野etc……

と声優オタクが見たら卒倒しそうな、サ○ゲとかホヨ○とかが声をかけてようやく揃いそうな錚々たるメンバーが揃っています。声優だけでもだいぶコストがかかりそうな上に、ゲーム部分の作り直しもしてしまうと、開発だけでも相当な予算が必要なことがゲーム開発の素人でも容易に想像されます。コロプラのミルフィーユ戦略にもそぐわないですし。(現在進行形のIPならまだしも、1度終わらせたコンテンツを作り直すよりは新しいものを作った方がまだヒットの可能性がある、というのは一理ある考えではある)

バトガリリース当初とのソシャゲ環境の違い

  そうは言っても「やらなきゃ分からないだろ!!今も根強い人気あるし!!」という声も出てくるのは分かります。しかし、バトガがリリースされた2015年。当時はせいぜいFGOやデレマスぐらいしかなかった美少女系ソシャゲに、「美少女ソシャゲのパイオニア」として切り込んだからこそアニメ化ができるほどのヒット作になったと思われます。

  しかし、時は令和。今はウ○娘を筆頭としてプリ○ネやブ○アカなど、美少女ソシャゲ戦国時代となっている今、バトガが付け入る隙はどこにあるのでしょうか?ピラミッド開発のアリスギアですら、声優コストを抑えつつ、メカ少女×SF×STGというだいぶニッチな組み合わせでコアファンを鷲掴みにしてようやく安定してきた(とは言いつつ油断もできない)レベルなのに、良くも悪くも王道なバトガが復活したとしても厳しい戦いは避けられません。

  「分岐がしっかりしてる本格美少女ゲームをスマホゲームとしてしっかり作る」としたらオリジナルIPとしてはこれはこれで目新しいものではあり、一定の訴求力がありそうな気も素人としては思います。が、商業としては大博打もいいとこでしょう。作るとしたら同人ベースで狂気にも近い熱量や資金でもないとだいぶ無理かと思われます。

『思い出をそのままに』

  サービス終了という形でひとまずの幕を下ろしたので、志半ばで倒れたような印象もありますが、バトルガールハイスクールはしっかりとメインストーリーが完結したIPでもあります。元凶であるイリスは消滅し、ミサキは元の並行世界に戻り、星守達は普通の女の子に戻った。これ以上彼女たちに戦う運命を背負わせたくない、と言う人も一定数います。

  新しく続編を作った結果、思い出がスクラップされることとなったIPも少なからずあります。『思い出が壊されることなく、このまま過ごしたい』という意見も尊重されるべきだ、と僕は思います。

  (とはいえ、アリスギアのコラボシナリオはバトガ第5部と第6部の間の時間軸で、何らかの原因によってアリスギアのシャード世界と1つになったまま、事変が解決されてないまま終わっている。事変を解決するという形で組まれたアリスギアのコラボシナリオの中ではこれはかなり特異な方。DLCの追加ストーリー的な立ち位置ではあるが、まだ彼女たちの戦いは終わってはいない、とも解釈できるのである)
(ただ、先日行われたSTEINS;GATEコラボ内においてアリスギア本編時間軸が西暦2400年代であることが明らかになっている。仮にバトガとアリスギアが地続きなんていうトンデモ裏設定があったとしても、約300年前に地球脱出をしたとなると、どう足掻いても星守達は天寿を全うしているはず。そこは安心していただきたい)

『これからのバトガ』への希望

  しかし、ネガティブになりすぎることもないとは思います。現在ヒットしてる美少女ソシャゲのメインターゲット層は大抵20代30代だったりします。が、バトガは「美少女ソシャゲのパイオニア」としてソシャゲ黎明期に出ていることもあり、他の美少女ソシャゲと違って当時学生だったユーザー(≒無課金微課金で遊んでいたであろうユーザー)が多いように見受けられます。現代基準で考えると「バトガであること」以外に明確な強みがあるとは言い難いとはいえ、「かつてバトガを愛していた若年層」がお金を落とせる年代まで育ったら、もしかしたら?とも思えるわけです。
  が、それでもバトガが現代ソシャゲ環境で戦うには厳しいものがあると思います。だからこそ、「外部コラボで小規模ながら展開を続ける」という戦術を取っているのかな、と今は思います。
  と、なると、これまでの話を踏まえ、僕が思う、バトガが打ち上げられる最後の花火は「コンシューマ化によるオフライン版リメイク」であるわけです。ただ、コロプラ本社は白猫、ピラミッドはアリスギアCS、MAGESはANONYMOUS;CODEやSTEINSシリーズの続編などで到底忙しいかと思われます。未来への一縷の望みをかけて、今はバトガが今やっていることを応援していこうかなと思います。

アリス・ギア・アイギスでは今はチュートリアルスカウトでの星4スカウト、2019年2020年に実装された星守6人の中からの無料星4確定スカウトに加え、無料で20連~30連できるため過去にほとんど類を見ない絶好の初め時です。是非とも一緒に遊びましょう。

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