ワイン~楽しみ方~
【ワインを楽しむ】
これは多くの人がしてみたいと思うことではないでしょうか。
僕もそうでした。
でもワインって個人的にいい思い出がなかったのでだいぶ抵抗があったんです。
それは大学時代のワインの飲み方や役割が原因で、
追い打ちをかけるときにコンビニに売ってる安いワインを飲んで、酔いを加速させる。みたいな感じだったんですよね。
なので ワイン = まずい みたいなイメージがあったんです。
ですが、変わったのは飲食店時代。【自然派ワイン】を扱う和食屋さんの正社員になったときです。
自然派ワインというのはオーガニックワインとも置き換えられます。
簡単に言うと、ワインの原料である葡萄を栽培する際に、農薬を使わなかったり、極力減らしてたり作られたブドウでつくったワイン。ということですね。
そんなこんなでお店にあるワインを飲むときに、上にあげた話を料理長にしたんです。「苦手」であると。
すると「君はワインの楽しみ方を知らないだけだ」と言い切り、
お店の一本の白ワインを出してきて飲ませてくれました。
それは【フランス】の【シャルドネ】というブドウ品種のもので、きりっとした口当たりやフルーティーさが特徴的な、白ワインの代表的存在。
もちろん単体で飲んだだけでも、「え、ワインってこんなにおいしいのか」と思いました。
でも料理長は
「ワインは料理とマリアージュさせることで初めて楽しさを体験できる」
とその白ワインにあった料理をササッとつくてくれたんです。
あ、【マリアージュ】というのはフランス語で「結婚」を意味するのですが、【お酒と料理の最高の組み合わせ】という意味でつかわれます。
鮮魚のカルパッチョを作ってくれたのですが、そのワインの香り、口当たり、余韻に、どんな素材、味付け、トッピングで最高の組み合わせを作るかを考えられていました。
ワインを一口飲んで、その香りが残っている状態で、料理を口に。
するとワインの香りと料理の味と香りが溶け合って、まるで別物のような感動が生まれたことをいまだに鮮明におぼえています。
これが、【マリアージュ】かと。
そこからワインが好きになり。今に至ります。
ワインの楽しみ方は料理と合わせる。
ということは僕が言わなくても知っている方は多いと思います。
じゃあどうやって楽しんでいったらいいのか。
ここについて簡単にお伝えできればと思います。
①自分の好みのワインに出会いましょう。
白、赤、ロゼ、大きく分けると3つになりますが、どちらが好みでしょうか。
また白ワインにも葡萄の品種と育った国によって味は全く異なります。
「あ、おいしい」となるまでいろんな種類のワインを飲み比べてみてください。
イタリアンのお店とか行くとグラスワインが3種類ずつくらい選べるお店があると思いますので、そういうところがおすすめです。
そこで。「あ、おいしい」に出会ったときに店員さんにこう尋ねてください。
「このワインがとてもおいしいと思いました。このワインはどのように表現されますか?」と。
そうなんです、葡萄品種なんて覚えなくていいんです。シャルドネ とか、カベルネソーヴィニョンとか、ゲヴェルツトラミネール、ピノノワール、ヴィオニエ、マルベック、ネグローニ、リールリング、ガメイ、グルナッシュ、シラー、マスカットベーリーA、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、
あ、つい書きすぎました。でも呪文にしか見えないでしょうw
これが一つワインのハードルかと思います。
なので、表現覚えてしましましょう。
「イタリアの白ワインで、辛口ですっきりして、花や柑橘系の香りがする」と表現してください。
などと教えてくれるので覚えましょう。
そしてほかのお店に行ったときに
「私はイタリアの白ワインで、辛口ですっきりした、はなや柑橘系の香りの白ワインが好きなのですが、このお店だとどのワインが近いですか?」
と。
当店では。。。とお勧めしてくれるはずです。
これ、実は日本酒やウイスキーにも応用できてしまいますね。
ポイントは
【自分の好みの、味や香りの表現を覚える】ということですね。
またワインについても書きたいと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました。
遠藤幸次
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