2024年10月28日~11月3日
10月28日(月)
終日テレワーク
夜半からの雨がまだ止んでいないので、肌寒い朝
急に秋を感じる気温に身体がついていかない
月曜日は洗濯をしたいので、早く晴れて欲しいと願いながら仕事を始める
昼ごはんは蓮根のラーメン豚嵐
まぜそば豚2枚麺半分固め、たまねぎスライス、野菜・ニンニク少なめ・背脂
テレワークと出社のパターンが変わってしまったのでなかなか来れなくて3週間振り、気持ちが抑えられずにいつもより早めの時間帯に向かうと店内は余裕ありで直ぐに着席できる
変わらない安定の美味さを堪能、この先また日程的にしばらく来られないのは確実なので、しっかり味わっていく
10月29日(火)
出社日
朝から対話集会の2回目
明らかに準備不足のまま来ている人がいて、発言する度に予習ゼロ・意見ゼロ・参加意欲ゼロが露呈して会議の空気が変な感じになるので、周りの参加者も影響されて次第に口が重くなる
明らかにその場の思い付きで喋ってる人も数人居て、2回目にして早くもハズレ回、この場にいるのも苦痛になってくる
上層部も呆れてしまって終了後に緊急打合せが行われたようで、次回からは進行にテコ入れしてもう少し有意義な会議になるように事前に方針を明確に伝えておくことになる
昼ごはんは陳家私菜 銀座店
JR高架下、日比谷グルメゾンにあったラーメンアベニューが閉店して、跡地にオープンしたのは麻婆豆腐が有名な中華料理チェーン店
帝国劇場と繋がる国際ビルにも日比谷店があるが、既に建て替えが発表されているので近場の後継店ということになるんだろう
ランチタイムの惣菜(水餃子・サラダ・スープ・杏仁豆腐)サービスも健在、担々麺、刀削麺、中華カレーなどメニューも変わりなし
元祖汁無し担々麻辣刀削麺(中辛)、残ったソースにはご飯(追加料金)を投入、混ぜて絡めて根こそぎ頂く
午後から打ち合わせ、新体制になってから1ヶ月なのでこれからのことをざっくばらんに
夕方には新しい上司と初めての面談、今までは面と向かってじっくりと話す機会がなかったので、探り探りにはなったけど思いの丈は充分に伝えられた
夜は志村三丁目のヱビス参、
いつもの生ホッピーから、カシラ・ナンコツ・牛タン、ホッピー黒、マカロニサラダ
今日のお薦めは2品、うっかりカサゴのアクアパッツァと野菜串カツ
想像よりもしっかり身が厚いウッカリカサゴはアクアパッツァに適しているそうで、1尾まるごと使ってるからこその具材や身はもちろん、旨味が溢れるスープも飲み干す絶品の美味しさ、さすがは元イタリアンのシェフだった大将、もつ焼き屋さんで出てくるメニューの域を超えている
野菜串カツは前週から続投、れんこん・さつまいも・うずら・たまねぎ・かぼちゃの5品も変わらず、今回も野菜の甘味が際立つ
日本酒は観音下 純米酒、観音下(かながそ)とは酒蔵のある土地の名で、米本来の味わいをしっかりと感じさせる旨味や酸味をごく自然に表現したそうだ
10月30日(水)
午前中テレワーク、午後から出社
昼ごはんを食べずに雨が止んだ段階で早めに家を出たので、お昼休み前に会社に着いてしまう
昼ごはんは新橋のプア・デ・タイ
前からずっと気になっていたタイ料理店、急な傾斜の階段を上がると山小屋のような店内
カオソーイは卵麺と揚麺のバランスがよく、ほぼマッサマンじゃないかと思える美味しいカレースープが絡んで抜群の旨さ
他のお客さんがそれぞれ別なメニューを頼んでいるのがどれも美味しそうに見えて、直ぐにでも再訪して食べたくなってくる
何となく迷い続けて来店しなかったことを今更ながら後悔する
10月31日(木)
夏季休暇が残っていたので期限ギリギリで取得する
天気はまずまずだったので事前に組んだ予定通りに出掛けることにしたが、その前にお見送りがあったので羽田空港へ
まずは昼ごはん、空港ターミナルのラーメン天鳳
天鳳麺と半チャーハンセット
昼時にはちょっと早めだったので待たずに座れたが、直ぐに行列ができたのは近くのフードコートが閉店してしまった影響があるのかも
最後まで冷めない熱々のあんかけラーメンのはずが、初めから湯気も立たないぬるめでちょっとガッカリ、混雑していたので作り置きだったんだろうか
お見送りを済ませてから船橋競馬場へ
成田空港行きの京急線・浅草線・京成線のルートなら1回の乗り換えで行くことができる
でも途中で気が変わり、東日本橋で新宿線に乗り換えて本八幡へ
前回、リサーチしていたけど大行列で諦めたラーメンのことが気になったのと、天鳳麺がぬるかったのがどうにも納得いかないのが相まって、どうしても寄り道して食べたくなった
本八幡の二郎系、麺屋長次郎
豚麺ミニ150g(豚1枚)、玉葱トッピング、ニンニク・野菜・アブラ
平日の昼時をかなり過ぎていたけれど並びは6番目、情報通りに回転が遅く結構な時間を待たされる
窓の向こうのテーブル席では高校生達がスマホ片手にお喋りしながらダラダラ食べてるのが見えて、余計にイライラが募ることになる
ロットの人数に合わせて急かされながら食べるのも嫌なものだけど、モタモタした先客を見ながら待つのも嫌なわけで、この辺りの兼ね合いが難しいところ
美味しいラーメンだっただけに、ここはもう少し改善されたらいいのにとなぁと思う
本八幡から京成線で船橋競馬場へ
船橋競馬場駅を降りると丁度のタイミングでららぽーと行きの無料バスが来ていて、乗ってみるとどこまで行けてどうなるのかと好奇心に任せてみたが、予想以上に競馬場から離れた遠くまで運ばれてしまう
更に行ってみて判ったのは、ららぽーとは建て替え工事中で建物が半分無くなっていたので、競馬場まで戻るには店の外を歩くことになってしまった
結構なタイムロス、ついでに途中のセブンイレブンで缶ビールとツマミを買い込んだりしてたので、普通に歩いて行くより2レース分は遅く着くことになる
重賞のない平場開催なので、場内はほどよい混雑で自由席にも空席がある
前回の祝日では大行列だった売店もほとんど客待ち無しで直ぐに購入できる
それでも10人ほど並んでいたのは船橋競馬場の名物店である田久保
モツ串を何本かタレで注文、並んでいる間じっと見ていたが手際が悪いわけではなくて丁寧な仕事を心掛けているんだろう、確かに味は絶品だ
前回、嫌な思いをした店では焼きそばを購入
今回も2人しか並んでないのに後ろの人から先に提供されて注文を忘れられる目に合う、ここのおばさん達はボケだらけで確実に嫌な気分にさせてくれる
馬券は好調、競馬場に着く前から園田や名古屋で的中があったので黒字で参戦、早めに三連単万馬券を当てたので勝確のまま安心して観戦できる
とは言え結局、終わってみると当たったのはそこだけで、門別のJpnⅢエーデルワイス賞などにも手を出したけど全滅、儲けを減らして帰ることに
サッサと切り上げる手もあったけど、折角競馬場に来てるのにその選択はない訳で、引けないところがダメなところなんだろう
11月1日(金)
終日テレワーク
天気が良くないので気分も上向きにならず、月変わりで仕事が立て込んでいるのになかなか捗らない
翌日から3泊4日で旅行に行くため、早めに仕事を切り上げて荷造りをしたいし、できるだけ家の洗濯物やゴミ、冷蔵庫の食材を無くしておきたい
午前中は仕事の合間に洗濯を済まし、昼ごはんは外食する気力が湧かずに家にあるもので済ます
夕方には買い物に出て食べきれる晩ごはんと明日の朝ごはんを調達、ゴミも集積所へ出しておく
予定通りに早めに仕事を終わらせて荷造り、あとはのんびりテレビを観て過ごす
後で判ったことだが、夜8時頃に荷物が届いていたようで玄関ポストに不在通知が入っていたが、チャイムは全く聞こえず、いよいよ接触不良が酷くなってるようで大家さんに交換を頼む時期が来たようだ
この後、不在通知にも気づかないまま旅行に出掛けたので、何日も連絡せず、荷物を受け取らず、迷惑を掛ける客になってしまって、帰宅して申し訳ない気分にさせられる
11月2日(土)
三連休初日
佐賀で働く先輩を頼りに3泊4日の九州旅行へ
一番の目的は11月4日のJBC2024佐賀競馬で、それまでは先輩の案内で各地を回る
問題なのは朝から喉に若干の痛みがあることで、熱は無いようで身体のダルさもないけれど、とにかく喉がヒリヒリするのが困りもの、どこかで喉の風邪をうつされたようだ(多分競馬場で)
空港の薬局で喉に効く風邪薬を、と思ったが、病院で他の薬を処方してもらって飲んでいる人には市販薬はお勧めできない、と薬剤師さんから言われたので、仕方無く喉飴だけにしておく
たまには出発ゲートを通ってから昼ごはんを食べてみようと思ったが、入場すると搭乗口が端っこの4番で周りを見渡しても選択肢は1軒
第3ベイサイドでじゃこ天そばを頼んだが、値段の割に残念な味、やっぱりゲートを抜ける前に食べておけばよかったと後悔する
今回の旅行には函館に眠るもう一人の亡くなった先輩の奥様も同行、前回のお墓参りの時に皆に声掛けしたけれど、日程が合って参加できたのは奥様だけで、毎年お墓参りで行動を共にしているけれど一緒に旅行をするのは初めてになる
先輩の提案で行きは北九州空港へ向かい、1~2日目は小倉近辺を観光することになっている
台風21号は温帯低気圧に変わってくれたけど雨風の勢いは収まってないようで、まずは飛行機が無事に飛んでくれてホッとする
北九州空港からは迎えに来てくれた先輩の車で真っ直ぐホテルまで運んでもらえたが、空港は海上の埋め立て地にあるので、初めは周りには何もない道路を進んで行くことになる
街中に入るといくつか観光名所を説明されて、明日の訪問予定を教えてもらい、その中から行きたい何件かを伝えておく
小倉での1泊目はホテルクラウンパレス
ホテルに着いてチェックインを済ませたところで重大な問題が発覚、パスケースが無い!
中身をPASMOからJALカード(クレジットカード・Suica機能あり)に差し替えていたので落としたとなると一大事、血の気が引く思いだったがちょっと冷静になって順に遡って考えてみる
そもそも差し替えたのはチェックインや搭乗する時にICカードとして使うためで、そのままポケットに入れていた筈だけど、飛行機内で喉飴を舐めようとポケットを探った時には既に無かった気がするので落としたのは機内に間違いない、という結論に達する
ホテルの従業員からも大至急連絡した方がいい、と言われたので部屋にも行かずにロビーから電話連絡、最初にカード会社に経緯を伝えたが、確実に落とした場所が機内だと判ってるならクレジット機能を止める前に航空会社に連絡することを勧められる
次に北九州空港に連絡するが、JALの落とし物受付はスカイマークが委託を受けて代行してるので、機内の落とし物は対象外とのこと、乗ってきた機体は羽田空港へ戻るのでそちらに問い合わせるように言われる
更に羽田空港に連絡すると、北九州空港での機内清掃では見つからないまま機体は折り返しているけれど、改めて羽田空港に着いたら徹底的に探して連絡してくれることになる
出だしから躓いて気分が落ち込んだまま部屋で待機、そうは言っても約束の時間になったので、待ち合わせた夕ごはんの店へ向かう
紺屋町の創作料理 しぶ村
素敵な女将が切り盛りする隠れ家的な居酒屋、お薦めの日本酒や焼酎がいくつも並び、お総菜はどれも家庭料理と謙遜するけれど、お酒に合うようにひと手間掛かった品々はどれも絶品
元々ご主人が始めた店だけど、病気でリタイアしてから引き継いでもう十数年とのこと、これからも長く続いて欲しい名店
本来なら美味しい料理と酒を飲みながら楽しい時を過ごすはずが、パスケース(クレジットカード)のことでJALからの連絡が来るまでは気が気でない
約束の時間を過ぎても電話は鳴らず、そわそわしてるのが伝わったのか、そんなに心配ならこっちから連絡しなさいと先輩から提案される
通話履歴を探っていると、正にそのタイミングでJALから連絡あり、パスケースは機内で無事に見つかったので、この後はきちんと保管してくれて受け取りは帰りの羽田空港、手荷物受取場ということになる
これで安心して旅行を続けられると気分も晴れやか、ここからやっと心から楽しい飲み会がスタートする
お店の日本酒を全種類飲んで、それに合わせて女将がお総菜を出してくれて、〆に炊き込みご飯を頂く
居酒屋では小倉の街の話から飲み屋界隈の話、更には翌日の朝ごはんの話になり、先輩が近くの旦過市場を案内するつもりだと言うと女将から
「日曜日は休んでる店が多いから気をつけてね」
とアドバイスを受ける
二次会は近くのバー、record&bar gaku
70~90年代の邦楽を中心としたレコードのコレクションが並び、リクエストすると探して流してくれる
さて最初に何を流しましょうか?と自分のルーツを訊かれたような感じになって、悩んだ挙げ句にお願いしたのは初めて買ったアルバムからYMOの「ライディーン」、久し振りにしっかり聴くことになって、バーの雰囲気には合わなかったけどなかなか良い気分になる
ここからは先輩と一緒にリクエスト三昧、RCサクセション、松山千春、レベッカ、中島みゆき、山下達郎、山口百恵、プリンセス プリンセス、と聴きたい曲をどんどんリクエストしていく
店長もそれに合わせて小泉今日子、竹内まりや、谷村新司、と関連する曲をアンサーソングのように返してくれる
先輩の奥様がシーナ&ザ・ロケッツをリクエストしたけれど希少盤なので在庫はないとのこと
「『スネークマンショー』になら1曲入ってるよね」
という声が聞こえたのか、直ぐにそちらを用意してくれて「レモンティー」が聴ける
コレクションのレコードはどれも綺麗に保存されているのに、リクエストを流してくれると必ずジャケットを持ってきてくれて、自由に見たり触ったりさせてくれるのはお客さんを信用してくれている証だろう
大体は奥の倉庫のようなところからレコードを持ってきてくれて、見えるところに並んでいる数百枚のLPレコードからはほとんど取り出されることがなかったのだけれど、逆にあそこには誰のアルバムが並んでいたのか気になるところ
11月3日(日・祝)
三連休2日目、文化の日
九州旅行も2日目、小倉で迎える朝
ホテルの窓は結露していたが、水滴を手で拭くと外は青空が拡がっているのが見える
早朝からグリーンチャンネルで海外競馬観戦
デルマー競馬場のブリーダーズカップ4レース
日本馬が何頭も参戦していたが優勝までは至らず
BCターフのローシャムパークが首差2着で最先着、BCクラシックのフォーエバーヤングは3着、ウシュバテソーロは10着、BCマイルのジオグリフは5着
どれも応援を兼ねて1着で馬券を組み立てたので結果的には全敗、勝つことがそんなに容易いことではないのは判っているけど、買わずにいられない
先輩は今回のため事前に何度か下見の旅行をしてくれていて、その中から良かったところ、面白かったところを選んで案内してくれるとのこと
小倉では旦過市場で朝ごはんを食べて、魚町銀天街の24時間営業の立飲み酒場で軽く一杯引っかけてから、市内観光という予定だと聞かされる
(先輩は車の運転なので酒は飲めないけれど...)
まずは旦過市場へ向かったところ、日曜朝だからなのかまだ全ての店がオープン前、散策しただけで退散することになり、昨日の居酒屋の女将が言った通りになってしまう
後で調べると大抵の店は日曜定休、飲食できる店でもオープンは早くても9時以降、完全に読み違いだったようで、なんとなくイメージで開いてるだろうと行動するもんじゃないことを痛感する
そのまま駅前まで魚町銀天街を進んだけれどこちらも開いている店はほぼゼロ、先輩が下見に来たのは土曜日だったそうで、この店は開いていた、この店も開いていた、と確認していくけれどどれも閉まっていて、小倉では24時間営業の酒場でも日曜朝だけは休むのが風習なんだろうか、という結論に
結局、開いていたのは大手チェーンのファストフードのみ、その中から選んだのは
ドトールコーヒー 小倉魚町1丁目店
モーニングセットを食べるのはかなり久し振り、それも小倉の駅前で、というのも不思議なものだ
このあと美味しいものを食べる予定がしっかり組まれているので、こういうハプニングがあってもまぁいいかという気分になる
ホテルに戻って少し休んでからチェックアウト、開門時刻と同時に小倉城へ
昭和になってから鉄筋コンクリート構造によって復興された天守のため文化財には指定されていないが、数年前に内部を全面リニューアルして、解説や展示に関しては他の城に比べてもかなり充実しており、見て損は無い面白い施設だった
先輩はここも下見で見学済みなので、最上階のカフェで休んでいると言って先に昇ってしまう
一通りの見学を済ませて最上階へ向かうと、先輩はテーブル席で苦笑い、カフェは特定の日だけの限定オープンで今日は営業してなかったとのこと、最上階からの眺めだけを楽しんでから城を後にする
続いてゼンリンミュージアムへ
地図の会社が運営する博物館だけあって、16~20世紀に作られた西洋製および日本製の日本地図が数多く展示されている
極東の謎の国が西洋に知られていく過程が、描かれた国土の範囲や地図の詳細さで少しずつ解明されていくのは本当に興味深い
また、紀元前から地動説が唱えられていたのに、宗教や占星術との兼ね合いで天動説が主流になっていったという話を初めて知って、紀元前でも既に今と変わらない程に科学が発達していたことに驚きを感じた
先輩はここも見学済みなので併設するカフェで休んでると言って入館しなかったが、このカフェは入館者専用のため断られてしまい、博物館のあるリバーウォークを散策して時間を潰していたとのこと、今回はつくづく予定通りにいかないようだ
この流れは更に続き、昼ごはんに予定していた店まで行くと駐車場にすら入れないほど大混雑していたので断念、代わりに選んだのは、
辛麺屋 桝本 門司店
宮崎県延岡市に本店がある宮崎辛麺の発祥、九州全域に拡がる大人気チェーン店、駐車場は広々で余裕で停められたが店内はかなり混雑していてテーブル席や座敷は満席、カウンターに並ぶことになる
宮崎辛麺を食べるのは初めてだけど、川崎ニュータンタンメンや勝浦タンタン麺にも似た感じで、麺の種類や辛さを選べて自分好みにカスタマイズできるのが嬉しいところ、溶き卵が辛さを抑えてくれるので少し辛めを注文しても大丈夫だった
後で調べると数年前に東京にも進出していて、最寄りは遊座大山商店街、先日の板橋区民まつりの時に店の前を歩いていたようで、関心が薄いと全然気づかないものだと改めて思う
続いて門司港レトロ展望室へ
一般の高層マンションの最上階が展望室になっているユニークな建物、景観を巡って裁判が行われた結果、「マンションの幅を狭くして高さを倍にする」という形で決着、さらに最上階の31階(高さ103m)を市が買い取り観光用に開放しているそうだ
門司港レトロには平成の終わりに来たことがあって、名物の焼きカレーを食べてから巌流島に船で渡ったことが思い出される
この日はイベント真っ只中、門司はバナナの叩き売り発祥の町だそうで、バナナに関するイベントやマーケットが開催されていた
そのため駐車場までの道が大渋滞で先に進めず、先輩はこの展望室も見学済みなので、車を走らせながら待ってるから降りて見てこい、との指令
展望室からは門司港や関門橋、壇之浦がはっきり見えて、夜景の方がより綺麗だそうだか昼間でも充分に楽しめる
カフェもあってゆっくりしたいところだけど、先輩が車で待ってるので一通り見たらすぐ降りる
続いて、関門橋を渡って港の反対側へ向かい、
市立しものせき水族館 海響館へ
新しく造られた施設なので展示方法は今風なものが多く、見やすく分かりやすく楽しい
ご当地ということなのかフグの展示が多く、フンボルトペンギン特別保護区では生息地の環境を再現しており、地元のチリから指定を受けているとのこと
館内にはシロナガスクジラの全身骨格標本が展示されていて、これは国内唯一だそうだ
遅い時間にも係わらずイルカショーは立ち見もできないほどの大混雑、結局そこを飛ばして観覧したので予定より早めに観終わることができる
ここからは高速道路で今夜の泊まり、嬉野温泉へ
先輩が定宿にしている一休荘に宿泊
客室数7室の小さな御宿、建物は古いが清潔で快適、
食事も美味しいと評判、天然岩で飾り付けした岩風呂と昔風のタイル風呂が有り、交代制の貸切風呂として利用できる
スリッパに各自で名前を書いたシールを貼って区別、玄関に置いておけば外出中を、風呂場の入口前に置くことでお風呂の入浴中を知らせる
夕食に出かける前に風呂に入っていると、何やら外から賑やかなお囃子が聴こえてくる
風呂上がりに部屋の窓から覗くと、向かいのバスセンター前に祭り装束の一群が見える
調べたところ、この日は嬉野温泉の秋まつりが開催されていて、昼間には豊玉姫神社のおくんちで面浮立の奉納が行われていたようだ
晩ごはんは旅館近くの寿司屋、鶴寿し
温泉街の中でも人気店だそうで、元々は魚屋さんだった縁から魚介の新鮮さには定評があり、更にこの辺りでは珍しく鯨を出す店とのこと
まずはお薦めのカワハギの刺身(肝つき)と天婦羅盛合わせを頂いたが、どちらも絶品で酒が進む
鯨は皮の裏側しかなかったが、そこだけでも是非ともと注文、甘くとろける部位でかなり美味しい
呼子のイカもお願いしたかったが、今年は不漁で既にシーズンは終わってしまったとのこと、一夜干しだけはあったのでこちらも注文するが、旨味がぎゅっと詰まった一品でさぞかし刺身も美味しいかったんだろうなと想像できる
さらに鯛のあら煮も注文して、美味しい料理と共に佐賀の地酒を順番に飲んでいく
気づくとお腹一杯、酔いも回って上機嫌、満腹でお寿司を食べる余裕がなくなってしまって申し訳なかったが、美味しい料理にお礼を伝えて店を後にする
二次会はJAZZ SPOT 赤い橋
落ち着いた店内にはジャズが流れ、大きな窓からは塩田川に架かる赤くライトアップされた橋が見える
日本酒と焼酎が豊富、料理も美味しいそうだが今日はお酒だけにする
先輩は嬉野温泉に泊まる度にこの店に寄り、マスターとはすっかり仲良し、帰り際にお薦めの小説を借りていき、読み終わる頃にはまた温泉を訪れて店に寄り、また次の小説を借りていくそうだ
毎晩来るという女性客とも顔馴染みで、今日は東京から客を連れてきたと紹介される
地酒を2杯飲んだところで更に皆の酔いが回ってきたため、小一時間で少し早めに退散することに
マスターからも、今夜はやけに早いね、と言われてしまったが、お寿司屋さんで日本酒を飲むペースが速すぎたからと思われる
さっきまで店内から眺めていた赤い橋を渡って旅館へ戻るが、先輩は散歩しているうちにお酒も醒めてきたというので帰る前に〆の夜食、
虎長ラーメン
神社の参道脇にある一軒、温泉街の夜食を一手に引き受けているような店、後から後からラーメンを食べに客が絶え間なく入ってくる
ラーメン屋にしては珍しくおでんがあったので、これと餃子をつまみに瓶ビールを頂く
何本か飲んでるうちにすっかり酔いが戻ってしまい、結局ラーメンを頼まずに店を後にする
既に消灯している旅館へ戻り、直ぐに就寝する