『あたらしい街』感想

  小説 『あたらしい街』|はまりー @travis02130213 #note https://note.com/travis02130213/n/n2bc4a99aa0e9
こんな時間になにやってんだー、と思いつつはまりーさんの『あたらしい街』の感想?を書きました。
眠くて要領を得ないし見当外れな気がするけど(noteのコメント欄には入りきらないし、Twitterに載せるには恥ずかしいので)ここに載せます。スピード感重視で。見当外れな部分は見なかったことにしてください。
本文は下記。

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読みました!以下はおそらく文章が孕んでいる意味に対してとても軽い、ごく私的な感想の羅列なのですが……。

はじめの風景描写でおや?と思い、牧歌的なポストアポカリプスなのかと感じました。(勝手な連想ですが、漫画の『ヨコハマ買い出し紀行』みたいな)

大きな男の登場。男の無神経な問いに対する〝わたし〟の屈託で、ああ、と察しました。その察しすら、ありきたりなものだと思います。

男はありきたりなことは言わない代わりにとても無知で、思い込みのまま街について語って、街の人たちの神経を逆撫でします。あまりに深い断絶がそこにあって、自分が断絶のどちら側なのかと、想像しないでいられませんでした。分けることが解決な訳はないのに。

震災直後のインタビューで、被災者のおじさんが「さあ、あとは復興するだけです」と語っていたことを思い出しました。(正確な文言は忘れてしまい、ネットで探しあてることもできませんでしたが)
当時はTwitterでその映像が評価されて、『日本人の強さ、心意気』みたいに囃されていたような記憶があります。そんなに力も自信も持っているはずのない、ひとりの人の言葉に乗っかって、無責任に。

大きな男は無知なだけですが、飽くまで説明を求める態度には上述の評価と同じように、他人の本音に興味がない人、という印象を受けました。もしくは心を言葉で割り切れる、自分にも分かることができる、という傲慢か。

ランドセルのままのお姉さんはここにいながら消えて、新しいアパートでは〝わたし〟の男がやはり無神経に寝ていて、いまは冬。
また春がくれば少しは温まる。
でもこの場所にはあたらしい街しかできないし、あたらしい春は以前の春とは決定的に違う。
シェルターの中のあたらしくない空間には、いまも生傷をかかえたままの人たちがいまも集っているのでしょうか。


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