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留学生活編「左の奥歯の親知らずの歯茎が腫れて血で少し触るだけで痛く、我慢の限界のため、塩を買い、塩もみで飛び上がる痛さを感じていました。」109番目の話

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2010年 12月5日 日曜日
 4時55分起床。 朝食後私は、大学のキャンパスを散歩した。すると、男女の学生が、教学楼の入り口の前に大勢集まっていた。

私は、何が始まるのだろうかと見ていたら、4人1組でバトンを渡すリレーが始まり、キャンパスの中を1人で一周ずつ走る形で女子が先に走り、何組も何組も走ってから、今度は、男子学生の組が走ると言う具合に、賑やかに楽しそうにはしゃいで若さを弾けだしていたように見えました。

改めて歩いてみると新しい発見があるものです。5号楼の宿舎の寮の正入り口つまり、ホテルの出入り口から出て階段を5,6段降り、直ぐ左へ曲がり、斜め然方へ歩いていつも行く教学楼の教室のある棟の前を右へ回り南方向のキャンパスの真ん中辺りの道へ歩き出しキャンパスの真ん中に孔子像が大きく造られていて立っているのを発見し少しじっと見ていました。

緑も有り、まま広いキャンパスと思いながら、途中から左方向の東の方へ歩いていると所所に公衆電話が幾つもあり、誰1人として掛けているのを見ることは無いようでした。

更に、歩いていると右側に9月に此処で入学式をやり、その時に日本人も出なさいと言う事で出席したけれども何もわからずじまいで仕方なかったと福田さんに聞いたやや大きな建物があり、そして、やや斜めになっている道を右前方に運動場が見ながら、歩いて行くと三差路ようになっていて、左の方の道を選んでいくと、其の右奥に大学内図書館があり、そちらに行かずにそのまま歩いて行くと長屋風の1階建ての建物にいろいろな商店が並び、コピー店、携帯電話店、文具店、コーヒー店、スーパー等があり、私は、スーパーでジャガイモのお菓子等3袋を購入して、レジで代金を支払うと何の挨拶も無く、ただ、次のお客様の品物があるため、横の方へ追いやられ、私は、袋は持って来なかったので、手で抱えて、帰る途中に大学の周りに多くの宿舎があり、先生も学生も殆ど近くに住んでいるのだろうと思いながら、部屋までお菓子を落とさないように確り持って帰りました。

10時30分から12時30分まで、交通大学の郭先生の家庭教師学習(辅导学习フーダオシュエシーと言います。)をすませ、私は、先生に大連汽車駅近くの商店街を案内して貰えるため、今日の4時15分に交通大学(中国語で、ジュアオトーンダシュエと言います。)正門前で待ち合わせの約束をしました。

私は、左の奥歯の親知らずの歯茎が腫れて血が入っているようで少し触るだけで痛く、我慢の限界のため、塩を買おうといつも行くあの愛想の悪い旦那がいる、しかし、奥さんは愛想がいいコンビニへ行き、中国語で盐イエン(塩)と言うのを、自分では正しいと思いシエンと発音していたので、最初、奥さんは、妙な顔していたが、直ぐにこれですか塩の袋を私に見せてくれたので、私は、そうですと言って、1元(日本円で14~15円)で買いました。

その時に、多くの学生が持って来て大学の廊下に備え付けてある水とお湯が出る容器から、空の水筒を持参しているのを思い出し、一緒に保温の効かない小さな20センチ位の高さの直径5,6センチの水筒1個15元(日本円で220円位です。)とノート1冊1元とボールペン1本1元を買いました。

私は、部屋へ戻り、塩の事が気になって、電子辞書で調べるとシエンではなく、イエンと言うのが解り、しまったと思いましたが後の祭りです。

また、早々、塩の袋から、塩を左手に出し、洗面所で右手の指を水でぬらして、左手の塩を右手の指に付けて、左の奥歯の腫れている歯茎に付けて擦ると飛び上がるような痛さを感じて、直ぐに指を外し、また、塩を沢山付けて左の奥歯の腫れている部分へ当てて擦ると、とても痛くてとうとう破れて、血が出てきて大きく柔らかく膨らんでいたものが、萎んだようで何やら触って擦った痛さはあるのですが、それ以外のいつもの痛さが取れたようでした。

3時30分まで、中国語の宿題等勉強をして、郭先生との待ち合わせの為、今日は、夜、マイナス5度以上になると聞いていたので冬用の厚いセーターを着て、其の上にダウンジャケットの帽子付きを、用意して3時45分に部屋を出ました。

大学のキャンパスの中を東門の守衛さんのいる所まで歩き、其の門を出て前にある大きな歩道橋を渉り向こう側の歩道を東の方向へ歩くのですが、風がもう強く冷たいものを感じながら1人黙々と歩いて、遼寧師範大学の本校がある校舎の前を右に見て通り過ぎ、25分~30分位で交通大学の正門の前に着きました。

周りを見回しても郭先生の姿は見えず、まだ来られていないのだと解り寒い風の強く吹く中、正門の守衛さんのいる所にじっと立ったまま待つことにしました。


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