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Diary_02232024

7時過ぎに目覚ましで起きると、夏海さんが出かける準備をしているところだった。まさかの寝坊の場合にと思っていたが心配なさそうなので再び布団へ。

9時起床。朝食。メールを書き始めるが、どうも頭が働かない…とモタモタしているうちに9時40分ぐらいになってしまったので出かける。

買い出しをして出勤。Bill Wellsを聴きながら仕込み、開店準備。

今日は雪も降らず祝日ということもあって、ランチタイムが賑わう。ありがたい…。

姫本さんご来店。趙さんの映像の再生時間を調整してくださる。姫本さんはほぼ丸一日在店。

菅原さんご来店。黒沢さん、濱口さんの作品のことなど。

yumboのウェブの作業をしようとMacBookとWi-Fiを持ってきていたが、ほぼ何も出来なかった。しかし店が忙しいのは良い事である。

閉店後、30分ほど仮眠。夢の中で斉藤哲夫のライブを手伝うことになるが、結局斉藤哲夫本人には会えなかった。

タナランへ。sekifuが流れており、映画が始まるのを待つ周囲のお客さんたちが静かにノっているのが分かる。

今日から始まっている福原さん主催の上映会「まちとまなざし」Cプログラム、マハディ・フレフェル『我々のものではない世界』を観る。パレスチナの解放のためとか、ましてやイスラエルとの和解のためになどではなく、「自分が属した場所を守るために」というフレフェルの言葉には、強力な普遍性がある。既にその場所はとっくに崩壊しているのかもしれないし(俺たちは壊された、という言葉は震え上がるほど恐ろしい)、登場する人々の誰もが、屈託のない笑顔やユーモアの陰にどうしようもない怒りや失望を抱え込んでいるのが、痛いほど伝わってくる。暗い影響力が持続する中での時間や記憶の残酷さが、彼/彼女らの顔や身体、町に刻印されている。

終映後に福原さん、名取君、皆木君、姫本さん、菊池君、安倍さんらと言葉を交わしたり挨拶したりする。

近所で買い物して帰宅。買ってきたもので適当な夕食。

「不適切にもほどがある!」第5話を観る。

グリフィス『ホワイト・ローズ』を最後まで観る。無理してる孤児=メエ・マーシュの恋と失望のエピソードが飽くまで映画の中心であり、マーシュを取り巻く環境の演出や撮影には観るべきところが多いが、あまりに余計な贅肉が多く、不必要に複雑になっているのは否定できない。せっかくインタータイトルで黒人の言葉遣いを揶揄するのをやめて、黒人たちの善意が物語をポジティブな方向に導くよう描かれていても、役者が黒塗りで出てくることで全て手柄がチャラになるとは、当時のグリフィスも役者たちも全く想像できていなかっただろう。とは言え、やはりメエ・マーシュが映画にとって得難い存在であったことは確かであり、その挙動からは目を離すことはできないのだが。

レーベルの事務作業。sekifuのCDは実に実直に売れ続けている。

夏海さんからメールで、あてにしていた宿泊場所が満室だったとのことで心配するが、どうにか事なきを得たようだ。連休中の東京の夜なので無理もないが…。

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