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Diary_09132024

目が覚めてビックリした。10時過ぎ起床。ゴミ出し。ゴミ捨て場がカラスに荒らされている。

バタバタと支度して出る。買い出しをして出勤。コルネッツを聴きながら仕込みと開店準備。

姫本さんご来店。来年の話をする。

今日は平日の静けさに包まれ、ランチ後は粛々と追加の仕込み。td君セレクション、関さんセレクションなど聴く。

閉店後、EBeansのCD・レコード、古書市へ。膨大な量のCD・レコード、DVD、古本を物色する。

TSUTAYAにも寄るが、今回はレンタル落ちに買うもの無し。新作を借りる。

スーパーで買い物をして帰宅。夏海さんは制作が佳境に入っており、茶の間にでっかいタコがある。

夕食は夏海さん作。美味。近所のスーパーの著しい劣化と危険性について語り合う。

グリフィス『息子のために』(1912) を観る。全く予期していなかった奇妙な話。金をせびってばかりいる道楽息子のために、善良そうな医師の父親がコカイン入りの清涼飲料水を開発して大儲けするという、啓蒙映画にしては突っ走ったドープな内容。いつの間にかジャンキーになっている恋人にショックを受けるブランチ・スウィートは涙を誘う。

フイヤード『Le trust, ou les batailles de l'argent』(1911) を観る。人工ゴムの製法を商売敵から盗み出そうとするビジネスマンの話。フムフムと真面目に観ている観客を小馬鹿にするような探偵の暗躍、闇のビジネスマンたちの秘密結社めいた脅迫。1911年にしては洗練された空間処理が見られるが、すべて娯楽映画的な発想から自然に導き出されたものだ。

クローネンバーグ『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』(2022) を観る。『ビデオドローム』でクローネンバーグを初めて観た時のことを思い出す。あの時も、面白いのか何なのかよく分からなかった。映画の中の人物たちは異常事態に巻き込まれながらも「これが現実世界なのだ」と言わんばかりに平然としている。間違っても、この映画を見て「あ〜なるほど、人体がひとりでに奇妙な進化を遂げていくダークな未来SFね」などとは言えない。もっといかがわしく、滑稽ですらある残酷劇。

観終わってから、YouTubeでクローネンバーグのインタビューを見たが、その中で「新作を撮ったところだ」と語っている。それが『The Shrouds』なのだと思うが、いつ観られるのかな。


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