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大人の夏休みの宿題 米国インフレ✖️中国デフレ=アジアへの影響?

そろそろ夏休み☀️
とはいえ、来週まで授業があり、さらに再来週期末テストですがw
さはさりながら、日本においては、物価高ですが、株価は近年最高、賞与も上がり、外国人観光客は完全復活、死角なしにも見えますが、

やはり気になるのは外需
落ち着き気味とはいえ、まずは米国のインフレ
ただし、こちらは、背景も見通しもある程度見えてきました。
政策金利は5%超えなので、どう考えても、景気は冷え込んできますし、不動産は軟調、コロナでばら撒いた給付金も、年末頃には弾切れ、予断を許さないも、着地は見えてきている感はあります。

他方で、なかなか見えないのが、中国のデフレでしょう。ロシア産の安価なエネルギーを買える立場ではあるも、エネルギー輸入大国なので川上高は中国も同じ、そうなると、よほど川下の需要が弱いと考えられます。

コロナが終わっても、需要は戻らず、自動車では外資も巻き込んだ値下げ合戦に政府がそれを辞めるように指導、若年層主体で雇用環境は悪化し、内需のメイン産業と言える不動産が金融緩和でも不振と伝えられます。

中国においては、政策不況の感もあります。
元々高騰する不動産を抑制しようと、購入件数や融資を絞り、あげくに大手デベロッパーが倒産、
さらに経済の牽引役の有力プラットフォーマーにも規制を強化、
加えて、中ロとG7の対峙で、じわりとグローバルバリューチェイン(GVC)から、僅かではあるも外れる兆候は伺えます。

そうなると、金融緩和や財政での投資拡大による景気浮揚が真に効くのか心配です。
要は、企業が市場原理をフルに活かせる環境を整備して、GVCへの関与深化が伺えないと、中国の持つ本来の力が発揮できないのではないかと、懸念されているようにも思えます。

アジアの視座では、最大の輸出先である米国も中国も景気鈍化、
他方で、最大の輸入先である中国からの輸入価格は低下するなら朗報の面があるも、中国が価格攻勢で輸出を強化すれば脅威にもなります。

米国のインフレ✖️中国のデフレ=アジアへの影響?
私自身もこの宿題を抱えて夏休み入りし、9月のメディア主催の講演会で、その宿題の解をお披露目する役を仰せつかったので、粛々と取り組んでいく所存です。






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