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フィリピン大統領選は予想通りの展開、課題解決型学習型って何?

フィリピンでマルコス氏が当選確実となりました。
基本的に、想定通りですので、サプライズはありませんが、1ヵ月半前ですが触れていますので、宜しかったらご参照ください。

韓国では、新大統領が始動、
残るは、オーストラリア、
こちらも、宜しかったらご参照ください。


来週は米ASEAN首脳会議が開催されます。同会議に出席される岸田総理のGW中のASEAN訪問とも関連性の高い事象と考えられます。

目下、ASEAN目線では、経済問題の方がより深刻であると考えらえ、資源・食料高に続いて、隣の大国のゼロコロナがいつ終わるのか、2020年のように、同国が封じ込めに成功したら、劇的なV字回復に戻るのかのほうが関心が高いのかもしれません。ASEANのEVシフトを陰で支える存在として、車両でも車載電池でも隣の大国の存在感は高まっていますし。

それでも、安全保障上のバランスに加えて、ドル高が続く中で、米国の為替操作国認定圧力などを和らげ、サプライチェーン強靭化起因の米日などの投資を呼び込めるように、ASEAN諸国はしたたかに動くのではないかとみていますが、果たして・・・・。

前置きが長くなってしまいましたが、アクティブ・ラーニングという言葉は、ご承知の方が多いと思います。講義を受け身で聞いているだけでなく、グループワーク・ディスカッションなどで、積極的に参加する手法で、教育界では既に普及しています。

課題解決型学習(PBL:Project Based Learning)は、これを一歩進めたもので、課題を提示し、それに対して仮の答え(仮説)を立てたうえで、リサーチしながら、解決策を周囲とも連携しながら探るというものです。半ば、みんなんでコンサルタントになるようなスタイルです。


世界のエネルギー・食料高、日本の財政などの、マクロ的な大きな課題には適しているとはいえず、ある程度小さな問題のほうが解決に向いていますので、地域のコミュニティや企業や自治体などと連携すれば解決できるレベルの課題が適切と思われます。教育界は、地域の企業、自治体と比較的連携しやすく、PBLが静かに浸透していくとみています。

翻って企業の場合、業界や全社的な課題が大き過ぎるなら、まずは課題を事業部単位に分解、さらにそれを各部・課レベルに分解すれば、小さな課題になります。他部署や関連官庁と連携できれば、解決可能性は高まることがありそうです。

私は、教育界でも企業でも、重要になるのはこの分解作業と考えています。大課題を小課題に分解する機能こそが、課題になっているように思えます。つまり、「課題の解決」前の「課題の分解」がポイントです。

例えば、アジアの現地法人が不測の事態に直面した場合・・・それを、営業、労務、経理、さらにはマーケティング、開発、システムなどのレベルに落とす作業が必要で、そこは、本社と現地の協業が不可避な非常に重たい作業になります。

それでも、当事者意識が持てれば、それは、課題解決に一歩近づいた・・・とみていいのではないでしょうか!
課題の分解、マクロ目線を、ミクロに落とし込む作業、その課題の解決は、今はホワイトスペースで、商機があるかもしれません。




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