【Notionインタビュー】高専生のNotion活用について聞いてみた!
こんにちは。東大生Notion研究所代表のコジマです。
今回は、東京都立産業技術高等専門学校さん(@SangikosenTmcit)に伺い学校でのNotion活用法や実際の学生さんの使い方をインタビューさせていただきました🎉
僕自身、学校の授業でのNotion活用事例を取材させていただくのは初めてでワクワクしました。
早速ご紹介していきます💪
⚫︎東京都立産業技術高等専門学校さんについて
様々なコースがあり、荒川と品川の二つのキャンパスがあります。(今回は品川キャンパスにお邪魔しました。)
学生は5年間かけて専門的な技術を勉強します。
自分はずっと文系で育ってきて、産技高専さんで学べる内容は全くの畑違いだったので、とても興味深かったです。
⚫︎学校でのNotion活用事例
Notion導入のきっかけ
今回インタビューに応じてくださった学生さんはhkobさん(@hkob)が担当教員のコースに所属していらっしゃるのですが、そのコースの最初の授業でhkobさんからNotionのオリエンテーションがあるそうです!
さすがNotionアンバサダー🙌
授業初日に生徒みんなでNotionアカウントを作り、こちらのページが共有されます。
Notionの活用シーン
最初は主に授業のノートを取るために使うところから始めるようです。
授業中のメモを取る欄と振り返りを取る欄があるシンプルな設計。
このNotionを持っている学生は、授業が始まるとまずNotionを開いて、作業記録を取り始める習慣ができているそう✨✨すごい👀
またグループワークでもNotionを活用します。
グループごとに設計書を共有して執筆していました。
Notionを使っていて便利だな、強みだなと思う点
産技高専の学生さんに、Notionを使っていて便利に思うことを聞いてみました!すると、このような回答をいただきました!
画像や資料をなんでもそのままペタッと貼れる
共有機能が使いやすく、グループワークが捗る
「とにかく書いてあとから編集」という動線が良い。検索機能も優秀で情報がちらからない。
Mermaid記法を活用すれば図も楽々書ける。
なるほど、、、!どれも共感できる機能ばかりでした!
とにかく書いてっていうのがいいんですよね。Notionは機能が充実しているので難しく感じてしまう人もいるかと思いますが、単純にメモを残すっていうだけでもめちゃくちゃ有用なんです。
自分はNotionを「第二の脳」というように位置付けていますが、頭に浮かんだことはとりあえずNotionにぶち込んであとから整理、というこのシンプルな用途において「整理」をする際にNotionの様々機能が活躍します👍
なので、「とにかく書いてあとから整理・振り返り」
とてもいいなと思いました!
学生さんの一人が実際にまとめているNotionを見せていただきました。
こちらはpdfに出力したものですが、Mermaid記法で図を書いたり、画像を貼ったり、Notionの機能を使い倒しています!!!
すごすぎる。
ちなみに高専生がよく使うNotionのブロックは
トグルブロック
コードブロック
見出し
らしいです。自分はコードブロックはなかなか使わないので、高専生ならではの回答だなと感じて新鮮でした。
Notionを使っていて不便だな、まだ弱いなと思う点
反対に不便に感じる点はどこなのでしょうか。
グループワークでいろんな人のNotionページに招待されると、探したいNotionページがどこにあるかわかりにくい時がある。
手書きの機能があれば嬉しい
pdf出力する際にMermaid記法で書いた図が出力されない
上の3点が伸び代のようです。
1点目の共有Notionが増えてしまうのはあるあるですね。自分もゲスト参加しているワークスペースが多すぎて、迷ってしまうことあります。
これはチームスペースの活用で解決できそうなので、やりようはありそうです。
2点目の手書き機能が欲しいについては、学生は特に思いますね。ipad等のタブレットをメイン機で使うというような、普段手書きで情報を残すことが多い人はそのように感じるかもしれません。
NotionアンバサダーのTsuburayaさん(@___35d)がYouTubeで解説していますので、興味ある方よければ参考にしてみてください!
3点目は自分的にとても興味深い指摘でした。
課題提出の際にどうしてもpdf出力する必要がある場合があるようなのですが、Notion標準機能のエクスポートでpdf出力すると、Mermaid記法で書いた図が出力されないのだとか。自分はNotionページをpdf出力することがなかったので気づかない要素でした。
こちらはNotion to PDF というchromeの拡張機能を活用して解決しているそうです。いろんなサービスがありますね👀
教員目線でみる教育現場でのNotion活用
また、教員目線でのNotion活用についてもインタビューさせていただきました。
hkobさんのコースでは、卒業研究についても作業記録をNotionに溜めているようなのですが、これが教員側からするとそれぞれの学生の進捗状況を把握するのに役立つそうです。
AIプロパティを活用して最新の作業記録を要約してもらったり、総作業時間を集計してもらったりと学生の研究の進捗具合がすぐ把握できるようなNotionページを構築していました。
卒研用のNotionページはこちらです。
また、授業レジュメや課題シートもNotionで作成していらっしゃいました。
課題のワークシートは解答欄を用意しておくことで、どこをみて採点すれば良いかが明白で作業効率化に繋がっているとのこと。
⚫︎イチからNotionを導入するときのポイント
最後に、毎年学生にNotionを導入しているhkobさんにNotionをイチから導入する際のポイントを伺ってきました。
それはズバリ、
すぐに使ってもらえるようなわかりやすいテンプレートを準備する
ことです。
「最低限ここだけ入力してね」という枠を用意することであったり、ボタンを設置して「まずこのボタンを押すことから始めてね」であったり。
なるべく使う側が考えることを減らして、とにかくNotionに触ってもらう。その仕組みを作ることが大切だ、と。
Notionは自由度が高い故に、最初は何から作ればいいかわからない、という状態になりがちです。自分も初めはいろんな方のテンプレートをそのまま使わせていただいてました。
実際hkobさんに見せていただいたNotionページは、ここの欄には授業メモを取る、新しいページを作るときはこのボタンを押す、などシンプルな設計で、学生が使い方を迷わないような作りになっていました。
自分は東大生Notion研究所の活動で、日々学生にNotionを教えていますが、色々お話ししながら一緒に作るNotionページはシンプルな設計に落ち着くことがほとんどです。
Notionはあくまで道具、Notionを使って何を実現するかが一番重要なので、使いやすいシンプルなNotionページを作る大切さと改めて実感しました。
(コジマのNotion個別相談はいつでもこちらから申し込めます!)
⚫︎終わりに
今回学校現場でのNotion活用を取材させていただき、学生生活の中でNotionがどのように活かせるかの解像度がかなり上がり、とても勉強になりました。
この取材を通じて感じたのは、
Notionは個人利用ではもちろんのこと、チーム単位での活動においてかなり有用である
ということです。
グループワークで共同作業できる点や、先生と生徒の情報共有がスムーズに行える点など、複数人で使うNotionにとても可能性を感じました。
学生団体やサークルでのNotion活用ももっと広げていきたいなと思っています。
コジマは実際に学生団体へのNotion導入サポートも行っていますので、
自分たちのチームでNotionを使ってみたいという方は気軽にご連絡ください!
最後になりましたが、今回取材に協力してくださった東京都立産業技術高等専門学校さん、同 ものづくり工学科 情報システム工学コースの学生の皆さん、取材の機会を提供してくださったhkobさん、本当にありがとうございました!!
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