2023年9月23日(土)には武蔵野美術大学 美術館において開催中の展覧会「生誕100年 大辻清司 眼差しのその先 フォトアーカイブの新たな視座」の関連企画として、トーク+コンサート「『クロス・トーク/インターメディア』の電子音楽」が開催されます。
どうして書籍「坂本龍一のメディア・パフォーマンス」を紹介しているこちらのnoteのシリーズにおいて、1969年2月に開催されたメディア・イベント「クロス・トーク/インターメディア」を回顧するコンサートを紹介するのかというと、「クロス・トーク/インターメディア」は高校2年生であった坂本龍一さんが観客として訪れており、それは「坂本龍一のメディア・パフォーマンス」の前提として重要であると考えているためです。
トーク+コンサート「『クロス・トーク/インターメディア』の電子音楽」について、上のリンク先のために以下のような紹介文を書きました。
書籍「坂本龍一のメディア・パフォーマンス」に収録されたインタビューにおいて、坂本さんは「クロス・トーク/インターメディア」の想い出を以下のように語っておられます。少しだけ引用します。
坂本さんが「強烈に印象に残っている」とおっしゃっている「パフォーマンス」とは、サルヴァトーレ・マルティラーノの「L's GA」という作品であるものと思われます。
2023年9月23日(土)のコンサートでマルティラーノの「L's GA」は上演いたしませんが、17歳になったばかりの坂本さんも国立代々木競技場で聴いていたはずの、一柳慧/武満徹/松平頼暁/湯浅譲二の電子音楽をアクースモニウムで上演します。イベントは入場無料/先着順(予約不要)ですので、ぜひお早めにお越しください!