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原体験を用いた自己分析ついて

はじめに

転職時や就職時に、自己分析をしましょう
といった話がよくでるかと思います。
あまり得意じゃない方も多いのでは?
と思ったのと、僕がエージェントとして
求職者の方と面談時に意識をしていることが
お役になればと思ったので、
記載させていただきます。

自己分析と自己理解

今回記載する内容は、
あくまで自己分析であり、
自己理解とは少し異なった内容です。
自己理解=自己分析ではありません。
自己分析はあくまで、主観であり、
自分自身をどう見ているかを指しています。

自己理解というのは、
他者のフィードバックやツールの診断結果、
自己分析を踏まえて行うもの。
よく陥りがちなのは、自己分析できているけど、それが全てだと思い、他者評価・フィードバックとの乖離が起きるケースですね。
ここが、ズレてしまうと、
自己評価と他者評価に乖離が生まれてしまいます。

自己分析を行う理由

その上で、自己分析を行う理由ですが、
【自分にしかわからないことも沢山あるから】だと個人的には思います。
もう少し、詳細に言語化すると、
・自分はどういう環境で、成功/失敗体験を積んできたのか?
・どういう思考の癖があるのか?
・今の自分を形成しているものは何なのか?

など、自己に対する認識を明確にすることができるからではないでしょうか?
特に、転職や就職というのは、
非日常な出来事ですので、普段の生活に、
通常より大きな変化が表れます。
今回の自己分析が活きる場面は、
転職をするか否かというフェーズでも、
転職先を決めるというフェーズでも活かすことができるかと思います。
そもそも転職したほうが良いのか?
転職することのリスクはないのか?
果たしたい目的のために、現状考えうる最善の手段なのか?
など整理することができます。

原体験の分析

自己分析にも、やり方含め、多々ありますが、
岩本のおすすめは、原体験の分析です。

原体験とは、
人の生き方や考え方に大きな影響を与える幼少期の体験。

意外と、原体験の分析をしている方は少ない印象です。
転職相談をいただいた際、
求職者様の理解を深めるために、
原体験の深堀りを行うことが多いのですが、『振り返ってみると確かにそうかも知れません。』といったお声を多くいただきます。

岩本の原体験

私の場合ですが、いくつか原体験がありますが、そのうちの2つ。

・小学3年生時のサッカーチームの移籍
・小学5年生時の盛岡への遠征

小学2年生から21才の現役引退まで
13年間ひたすらサッカーに打ち込んでいた過去があります。
地元の少年団でサッカーを始め、1年後にクラブチームに移籍をしたことが1つ目の原体験。
2つ目は、小学5年生時のサッカーチームでの盛岡遠征。
どちらも20年ほど前の出来事ですが、
そのときの記憶が鮮明に残っていて、
その時の会話も匂いも覚えています(笑)

今、振り返ると、この原体験がその後の意思決定に大きな影響を及ぼしているなと感じます。

・自分が居心地の悪い環境を選ぶ
・怖がらずに外に飛び出していく

ここらへんが、高校時の選択や大学時の海外挑戦、会社選びに繋がっていると思います。

原体験の振り返り方

まずは、自分史を書き出して見ましょう。
その際、自分の記憶が鮮明なことは全て書き出した方がいいと思います。
中々思い出しきれないところもあると思うので、そういった際はエージェントさんやご友人に相談されても良いかと思います。
岩本で良ければ全力でお手伝いします(笑)

当然、良い面は振り返りやすいですが、
ネガティブな面の振り返りも忘れずに。

例えば、高校進学は分かりやすい事例かと。
中学校までは学区が決められているケースが多い中で、高校は学区外に進学することもできます。
学区外に進学したときに、
自分はどういう状態だったのか?
思い出してみるとよいかと思います。

転職もそうですが、
知らない環境に飛び込んだときに
自分にはどういう反応が起こるのか?
ポジティブな面もネガティブな面もあると思います。
こういった振り返りを一つするだけでも、
自分がどんな経験から今を形成しているのかを理解することに役立ちます。

ネガティブなことがあるからダメかと言われるとそうではありません。
起こりうるリスクを理解することが重要で、
事前にリスクを把握していれば対処すればよいだけの話です。

環境を大きく変える際には、
原体験の振り返りを行い、
自己理解を深めてみては、いかがでしょうか?

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