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ホテル:The Millennialsの 客室”Smart Pod”を実寸スケッチ記録!

先週京都に寄ったので、泊まった事がなかったThe Millennialsに宿泊してみました!

2017年〜なので業界的には今更ながら

結構夜遅めに到着してしまうこともあり、移動で疲れているからすぐに寝ようと思っていたのですが、客室を体験するとやはり気になってついつい測ってしまいました…笑

スケッチ化しておいたので、とりあえずご覧ください↓

3㎡にこれだけ詰め込んだの凄すぎルーム

ただ寝るだけの極小客室が前提のホステル常識を覆したこのスタイル。

なんとなく知ってはいたのですが、わずか3㎡の空間に対してよく考えられているプロダクトだな…と改めて感心されられました。早速、内容を見ていきましょう。

※注:寸法は筆者実寸によるものなので公式な情報ではありません

①収納力すごい!MAXどれだけ大きいケース入る?

体験順に紹介します。まずは到着してスーツケースを収納。

普通のホステルは荷物を共用部のロッカーに入れることが多いと思いますが、ここはベッド下に引き出しとして収納が設置されていて、使い勝手◎。

収納スペースを計測してみると幅885mm,奥行き1,450mmありました。

いちいちケースを閉じて収納するのも億劫ということでらケースを開いたままで収納できるサイズで計画されています。

最大でどれだけ大きなスーツケースが入るか?を簡単な図にしておきました。

真上から見た図。緑色がスーツケース。

上下左右30mmくらいは余裕みるとして、幅695mm x 825mmのケースを開きっぱなしにできるサイズ。(こんなピッタリなケースはないと思いますが)

これって10泊とか前提の容量100Lサイズが開きっぱなしで入るということ!すごい。

愛用のmoln(small+)は370mm x 540mmのため余裕すぎるサイズでした。(写真は別の場所での撮影)

②部屋の仕切りがそのまま大スクリーンに!

次は部屋の仕切りの活用方法。入口部分のスクリーンを閉じると個室のように仕切る事ができるのですが、

そのスクリーン自体にプロジェクターが投影する仕組み。そのサイズなんと80インチ!シンプルだけど有効活用が上手いですね。

ただし、この設備がついているのは「シアターポッド」という部屋のみなので注意。

リクライニングベッドを起こしておくと、ソファのような使い方ができるので、一人シアタールームの完成!

③さすがの”smart”感

“Smart Pod”という名前だけあって、建築や家具のみならず、システムや設備の工夫が目立ちます。

ベッド横に配されたiPodで様々な操作が可能。照明の調整、空調、フロントとの連絡はもちろん、リクライニングベッドも動かせます。

中でもsmart感あるのはアラームの設定。朝、設定した時間になると自動でベッドが起き上がる&照明がONになるところ。

ホステルだと音をあまり鳴らすことはマナー違反になってしまいますがこれなら音はならないにも関わらず、しっかり目覚めることが可能…ナイスアイデアですよね。

そしてコンセントがなんと4口も!!普通2口くらいですよね。このこだわりは…開発担当者が複数デバイスいつも持ち歩いていたのでしょうか。笑

(あと棚の上にも2口別でコンセントありますし)

④ただ動くだけじゃない、高品質ベッド

これはホステルとしてかなり珍しい、というか唯一無二?なのかもしれませんが、サータ社のポケットコイル式マットレスを導入、しかも厚みが250mmもありました。

通常の宿泊特化型ホテルでも厚み200mm程度だったりすることも多いので、250mmのマットレスはかなりハイスペックですね!(お陰でぐっすり眠れました)

250mmのマットレス同等で他ホテルだと、例えばHotel K5になります。

Hotel K5

マットレスの天端(床からの高さ)は780mmと少し高めですが、リクライニング機構&ベッド下収納がある分と理解しておきましょう。

幅も1,200mmとしっかりしたシングルベッドで安心して寝ることが可能です。

⚫︎その他気になるポイント

天井高さが普通にある寝室ということが、ホステルとしてイレギュラーであることを忘れてはいけません。ありがたい。

よって、高さのある姿見も設置可能。
※ミラーサイズ 幅120mm, 高さ1,360mm

壁かけハンガーも対応可能となる

また、金庫がベッド下に設置されているのでセキュリティ面でも安心できるところはポイントが高い。

参考:共用部を大切にした構成

今回は客室の部分に注目した記録としましたが、The Millennialsブランドは「眠るまでを共用部で過ごす」というコンセプトを持っているようです。

公式HPより抜粋

施設の約20%を共用部として設えており、作業や会議、食事を楽しんだり、くつろいだり。

宿泊しなくても利用できる作業スペースもあるようなので、是非のぞいてみては。

ロビーラウンジの様子(朝)

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