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The DAY

有頂天にしてはわかりやすく、つまりはストレートな曲。そこで歌われるメッセージは端的であっても心に響くように思う。
優れた(とは言いたくないけれど、良質の、とかも)ポップソングは聴いた人それぞれが受け取りたいように受け取れるものではないか、そしてそんなポップソングが好きだ。

当事者ではなく、傍観者に過ぎないので、自分が思う/感じることは感傷に過ぎないのだろうと思いがち。けれど、果たしてそうなのだろうかと考えてみる。
逆に自分が当事者、犠牲者だったり被災者だったりした場合どうだろう。
不条理、という言葉ひとつで片づけられるだろうか。不条理には違いないが。どうしたって打ちひしがれるし、天を呪うかもしれない。他所からの心配など心に響かないかもしれない。

時間が進む方向ってあるのかないのか、ないような気がする。けれど、どうしても時間は前に進んでいるような気がするから、心も前向きなほうが自然なのかもしれない。と、後ろ向きなわたしは思う。

大切な人やものを失くすことはきっと誰にでもあること。
そこからどうリカバリするか、リカバリできるかがそこから先へ進むポイントなのか。
現時点で大きな災害に巻き込まれず、のほほんと生きているわたしだが
件の震災でいろいろなものを失い(まだ、避難されていらっしゃる方もおられる)心も身体も傷ついて、希望を見失ったりして、それでもなお現在生きていらっしゃる方々に敬意を表さずにいられない。亡くなられた方には弔意を。

忘れずにいること、誰かに届かなくても想うこと
それが例年のわたしの3月11日です。

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