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悪気のないひと言であっても悪い

消化出来ないというか、のどに刺さった魚の小骨(小さくはないが)というか。

あらためて言うならば、わたし躁うつのヒトです、双極性感情障害。
軽い躁状態になったのは一度だけ。うつ状態になることがないわけじゃないけれど、近年はほぼないです。
一度寛解したのですが、再発して現在も受診中。通院歴もベテランの域に入っています。生活習慣病の方でも長く病院に罹っている方いらっしゃるし、まあいいか普通に過ごせるなら、との考えで受診・服薬しています。

受診しているのは大学病院の精神科外来。最初に診てくださった先生と長いお付き合い、最初は講師だったけれど助教授(准教授)、教授と出世ぶりも拝見しています。いい先生、まず話はさえぎらずに聞いてくださいますし。
そんなこんなで障害者手帳を申請、取得して障害者雇用で働いてみたりしています。働いているのは通院先の大学病院(病院、大学、本部…etc.)です。
勤務先における障害者雇用のあり方はヒジョーにお粗末。わたしも当事者になって初めて学んだのですけれど、勤務先の障害者雇用担当者の方よりもそれについての知識があることは自負できます。

障害者雇用のことを、身内や親しい友人に障害者がいなければ学んだりしませんものね、わたしもです。たぶんそれが自然です。

そうじゃなくって!
ある日、職場で同じ仕事をしている同僚から
「八朔さんって、キチガイだと思っていました。突然訳もなくキレたり、暴れたりするかと思っていました」
そう言われ、その場で怒るべきであったのだろうと思いますが、怒らないまでも異議を唱えるべきでした。精神の障害者雇用だと知っての発言でしょう。
後日、上司を交え、この件について同僚と話をしました。同僚から謝りの言葉が出てこない、謝って欲しいんじゃないです。結果として、同僚は謝るべきことではないと考えているんだということがわかりました、残念。

精神疾患を患っている人が皆、そういう言葉で括られるような人ではない。

それにしてもあんまりと言えば、あんまりな言葉。
たまにそれが記憶の海から打ち上げられては嫌な気分になります。
フラッシュバックみたいな感じで。

更に言えば、その同僚からある新興宗教団体の勧誘を受けました。
知らんがな。わたしが精神疾患を病んでいるからこその勧誘でしょう。
奥さまは精神保健福祉士とのこと、家庭では精神疾患についての話などしませんよね。

まあいいや。
いやよくない。

肝心なのは起きてしまった事実をリフレーミングして、解消というかクリアにするというか、そんなところですか。
いま怒っても何の解決にもならないから。


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