恋の終わりは意外と静かに。
恋愛の終わりはいつもあっという間。
先日姉に彼氏が出来た。
久しぶりの彼氏だったし、珍しく大切にされてるようで妹的にも安心していた。
先週末には鹿児島旅行を楽しんでいたし、これからもそんな日々が続くんだろうとわたしも、そして姉自身も疑わなかった。
なのに、なのに。
旅行の翌日に喧嘩別れをしてしまった。
喧嘩の内容はちょっとしたすれ違い&勘違いが重なり合ってどうにもならなくなったらしい。
本当のことはよく知らないし、興味がない。
ただ、わたしは思い出した。
「あぁ、そうだ、恋ってやつはいつもとてもあっけなく終わるんだ」ってこと。
そして意外にお互いにとても深い傷を負っていたりする。
「もうあなたとは、無理だ」
そう言われた方だけじゃなくて、
「この人とは無理だ」と思ってしまった当人も深い悲しみを感じていることに最近気づいた。
大好きで、ずっと一緒にいたいと思っていた相手にたいして
「この人じゃなかった」
って気づいてしまうことは悲しいし、受け入れがたい。
それでも、別れを決意するって相当なことなんだよね。
別れはいつだって悲しいもの。
そして、とてもあっけないもの。
そのたびに
「恋ってなんだっけ」
「愛ってなんだっけ」
って頭を抱える。
それでもわたしたちはまた恋に恋焦がれ、恋をする。
いつになるかわからないけれど。
誰かを想う幸せを知ってしまったから。
誰かに愛される幸せを知ってしまったから。
何度だって恋をする。
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