他人のアラームで起こされた休日

日曜の朝6時、上階の住人のスマホのアラームで起こされた。
しかも上階の住人、全然起きねぇ。
一度控えめに天井を小突いてみたがアラームの振動が天井から壁から響き渡り続ける。たまらず今度は強めにドンドンドンッと天井を叩いたところさすがに気づいたのか止まった。
天井ドン、初めてやってしまった。緊急措置なのでこれは仕方ない。
せっかくの休日なのになんなら平日より1時間も早く起こされてわなわなしてしまい、しかも中年の体質も相まって二度寝も出来ない。本来なら眠っていたはずの時間なので頭痛がして気持ちが悪い。最悪だ。
上階はコロナ禍に前の住人が退去してから数年空き部屋で大家さんが日中たまに使用する程度で朝晩は静かで快適だった。大家さんが高齢なこともあり、もう賃貸はやらないのかなと思っていたのだが、ついに新たな入居者が引っ越して来たのが今月初旬。朝晩の生活音で人がいることがすぐにわかった。挨拶はなかったのでどんな人なのかはわからないが、時期的に配属先が決まった新社会人だろうか。
春からの新生活で初めて賃貸住宅に入居するという人も多いだろうが、自分が想像する何倍もその生活音は床と壁を伝って下の階へ筒抜けであるということに早く気づいてほしい。
先日は夜10時頃にもしかして踊ってる?ステップ踏んでる?みたいなドタバタ音が響いた。ちょっとどうかと思ったが起きている人がほとんどの時間帯ではあるのでこの程度は我慢しようと思った。
建物の構造状、ある程度の生活音は物理的に仕方ないことは私も理解している。とは言え限度がある。心掛けひとつで軽減出来る音もある。
前の住人の時もスマホのアラームは気になっていた。みんなどこにスマホ置いてるのかな…。床に直置きなのか窓台なのか。マンションならベッドサイドテーブルでも良いが、木造建築の場合、マットレスに振動が吸収される枕元が最適と考える。
夜23時から朝8時までの早朝深夜は静かに過ごす、というのが集合住宅入居者の鉄則。
忍びのごとく、を意識したいところ。
下階は下界ではない。そこにはごく普通に生活をしている他人がいることを忘れないで。

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