見出し画像

3年ぶりのクアラルンプール Day1

2023/11/XX(Day1)

休暇を取ると仕事が入る法則

わたしの仕事は普段それほど忙しくない。休暇が近づくと突発的な仕事が降ってきたり、予定が変わったりするだけだ。
今回もそうだった。

仕事を完全に吹っ切れずにクルマで成田へ向かった。横浜から成田は本当に遠い。羽田から関空に行くほうが楽な気がするし、実際前回はそうした。日程に余裕があることが大前提だが。
そしてどんどんオナカが空いてきた。

空港に着いたらまずは軽く腹ごしらえだ。サクララウンジではみんなカレーを食べていたので一瞬迷ったが、今はレトルトが買える。おいしいけどそんなに必死になって食べなくてもいいし、機内食もあるので軽くタマゴでも食べておくことにした。なにせまだ朝だ。
しかしパンのチョイスを完全に間違えた。たまにやってくるアンコモードのせいでこの日はアンパンとたい焼きになってしまった。朝食とオヤツみたいになったが平らげてしばし仕事をした。

アンパンとたい焼き、キャラかぶってるやん

そうなんだ、休暇なのにPC持参なんだ。ダサくて泣きそう。
チケットを取った6月時点の計画では9月で仕事のカタがついてるはずだったのだが、まさか11月にカタがついていないとは。しかもわたしのせいじゃないし。
しかしサラリーマンとはそういうものだ。自分の見通しが甘かったんだ。休暇が取れただけでいいんだ、いいんだよ。



JL723 NRT-KUL B763(JA617J) 

それなりの時間を過ごす機内だが、エコノミーでも足元が広い席が取れたので快適だった。眠るわけじゃないので本を読んで映画を見られれば十分だ。しかも隣席は空いていたので狭さを感じずに過ごすことができた。

しかも推し機の763

そんなに見たい映画がないと思いつつ、うっかりマーヴェリックに手を出してしまった。ヒコーキもミリタリーも好きなので気持ち悪いほどハマりそうで見るのを自粛していたのに。案の定、最初の3分でアドレナリン大放出、瞳孔全開。ダメだこりゃ。
暴走した神経を落ち着かせるためになんとなくジョン・ウィックの最新作を見たら、ドニー・イェンのカッコよさにまた瞳孔全開になり、帰国したらカンフー教室に通うんだと固く心に誓う始末。精神年齢が6歳のまま止まっている。
そうこうしているうちにヒコーキはKLIAに着いた。


英語が聞こえない

いつものホテルまでの道のりは順調で、3年のブランクがあってもなんとかなるのだと思って安心した。これは幸先がいいぞ。
しかしチェックイン時、英語が全然聞き取れなかったのだ。もともと英語は話せないしたいして聞き取れないが、それにしてもひどい。一瞬「tourist tax」が「prison tax」と聞こえて我ながらがっかりした。なんだよムショ税って。
空港でSIMを2枚買って現金が少なくなったので、両替をしつつ軽くゴハンを食べることにした。

ちなみに毎回HotLinkのSIMを買うのだが、料金プランが毎回違う気がする。今回は8days 20G RM28.0だった。たぶん。前回は1month 8G? RM60.0くらいだった気がするんだが、8Gは少なすぎる気がするので違うかもしれない。滞在中にtopupしたような記憶もあるがなにせもう3年前の話だ。
そんなことを考えつつショッピングモールへ向かう。


とにかく勘が鈍っている

もう20:00近い。フードコートでさくっと麺を食べて明日着る服を買えばだいたいいい時間になりそうだった。その「さくっと麺を食べる」勘すら鈍っていた。久々の板麺に舌鼓のはずが、チリ板麺であることに気づかずチリを全混ぜして最初の一口で涙と鼻水を流し頭皮までピリピリし、それでも空腹なので半分くらいは食べてふらふらと店を出た。こんな始まり方で大丈夫なのか自分。
この辛さをなんとかしないと前に進めない。明日着る服を買いたいところだが、とにかく甘いものを食べたい。新しい店を開拓したいが、今は緊急事態なので間違いのないSecret Recipeへ。
そういえばチェーン店やファストフード店のオーダーシステムがQRコード読み取り式になっていた。流行り病の数少ない効果だろう。

不覚にも赤くないチリに気づけなかった。
そしてMiroチーズケーキで中和

両替では円安に泣き、物価も確実に上がっていて先が思いやられるが初日の夜は更けていった。

そして、明日着る服は買えなかった。
今回持参した服はTシャツ2枚とデニム1枚だけだ。つまり今日着たTシャツ以外の服は残り1セット。かろうじて明日はなんとかなるがもう余裕はない。明日は服を買わないと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?