HEPのサンダルで「ちょっとそこまで」が楽しみになった
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HEPのサンダルで「ちょっとそこまで」が楽しみになった

奈良県大和高田市にある川東履物商店が展開するブランド「HEP」のニューヘップサンダルを知っていますか。

どこかで見たような懐かしさもありながら、シンプルでかっこよくて年代や性別も限らずに履けそうなデザイン。

見た目や使い心地はもちろん、つくった人の思いや背景もまるっと好きになっちゃうようなサンダルです。

この記事は、中川政七商店によるバイヤー向けの展示会「大日本市」の一環で、「カタリベ」として執筆しています。

まずは名前の由来を紹介します。

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その名の由来は映画「ローマの休日」。オードリーヘップバーンがサンダルを着用したことから、ヘップサンダルと呼ばれるようになったそう。
( 引用: HEP | ABOUT )

わたしは「ローマの休日」が好きです。と言っても、最近やっと全編通して初めてみたのですが。

好きなものと縁がある。そんな些細なきっかけに運命の出会いを感じるわたしのような人もきっといるので、名前の紹介って大事だと思います。

このサンダルの話をするとき、名前の由来にも毎回触れるのですが、「へえー!」って反応が嬉しくて言われずにはいられません。

HEPは懐かしいけど新しい

さて、「ヘップサンダル」とはつまり、つっかけ式のサンダルをそう呼ぶそうです。多くの人が一度はどこかで見たことがあるのではないでしょうか。

HEPの生みの親 川東履物商店の川東宗時さんのツイート

投稿にあるようなヘップサンダルは、わたしの実家でも祖父母が愛用していました。

長年あらゆるシーンで愛されてきたサンダルを、現代にあったデザイン、使いやすさにアップデートしたのがニューヘップサンダルなのです。

履いてわかったHEPの気持ちよさ

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4月に「DRV」というモデルをお迎えしました。

運転手に長年愛されたドライビングサンダルをモダナイズ。ペダルがふみやすいソールと2WAYストラップが機能的。
S/M/L/LL(unisex)
(引用:HEP | PRODUCTS )

最初に驚いたのが、素足で履いたときの気持ちよさです。秘密は箱に一緒に入っていた「爽快」のふだ。

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「吸汗」「放湿」も備えているのが重要なんだそう。この素材がインソールに使われているので、さらさらしつつも優しく吸い付くような肌触りが実現されているといいます。

それから、わたしはMサイズ(24 - 25cm)を選んだのですが、1㎝ごとにサイズを展開しているのも嬉しいポイントでした。

靴選びにおいてサイズの悩みは多くの人が持っていると想像します。わたしの場合は左右の足の指の長さが違うため、それぞれに合うサイズも微妙に違い、しっくりしないことがあります。

でも、それは0.5㎝ごとにサイズ展開されている場合です。HEPでは1㎝の余裕があるので左右のどちらかが居心地が悪いというのがありませんでした。つっかけ式なのでかかとはフリーですし、爪先もオープン気味ですしね。

HEPのある日常は、"ちょっと楽しい"が増える

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着用している靴下はHEPと同じく奈良県でつくられているSOUKIのもの

DRVを一番よく使うのは、「ちょっとそこまで」という距離のお出かけです。スーパーへの買い物だったり、近所に住んでいる友人家族へお裾分けを持っていくときだったり。

あとは、ちょっとしたドライブ。

先日、車をレンタルして約2時間ほどDRVで運転してみました。DRVのかかと部分は斜めにカットされているので、アクセルとブレーキを踏む時の角度が安定しやすい印象でした。

ストラップを後ろに回す時は、長さを調節しています。サイドのボタンで留外しできるのもズボラなわたしにはありがたいです。

今は東京都内に住んでいて車を運転する頻度は少ないのですが、秋田で毎日車を運転していたときに出会っていたら、当時から愛用間違いなしだったろうなと思います。

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この1年はただでさえ出不精なのに加えて、在宅勤務が定着し、休日も外出の機会が減ってしまいました。おかげで「誰かに見られるわけでもないし」と服装の好みやこだわりがなくなっていました。

それが最近は「HEPに似合う服を着て外へ出たい」とコーディネートやお出かけを楽しむ気持ちが湧いてくるように。

遠くや街中に行きにくいいま、わたしの「ちょっとそこまで」をスペシャルにしてくれるのがHEPなのです。

奈良の履物産業とつくり手を想う、HEPの出発点

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HEPを立ち上げた川東宗時さんにお話をうかがいました。

奈良県は履物の産地で川東さんの実家も1952年から代々履物を生業にしていました。しかし、かつて奈良の履物産業に活気を生んでいた従来のヘップサンダルは需要が減少。4年前にUターンした川東さんは職人たちが背中を丸くして仕事している姿が印象に残ったといいます。

「誇りを持ってつくってもらいたいと思いました。それから、いいものをつくっている奈良の地場産業を守りたいと」

その思いが、HEPの出発点でした。

「SUNA」デザイナー長砂佐紀子さんと、愛されてきたヘップサンダルの"らしさ"を取り入れながら「自分自身が履きたいと思えるつっかけサンダル」を模索したそうです。

2020年にブランドデビューしたばかりですが、すでにさまざまなメディアでHEPや川東さんが取り上げられるなど注目度の高さがうかがえます。

ユーザーの声に耳を傾ける

HEPを使うようになってすぐ、川東さん個人のTwitterやnote、またHEPのSNSアカウントをフォローしました。

とにかく驚いたのが発信量の多さと切り口の多様さ。運用はすべて川東さんが行っているそうです。それだけでもHEPというブランドに注いでいる思いの強さを感じます。

noteの『HEPユーザーの声』シリーズでは、川東さん自らユーザーにインタビュー。いいところだけではなく、ユーザーが感じた課題も率直に書かれていたのに驚きました

その分、真っ正面からユーザーやものづくりに向き合っていらっしゃるんだと思います。

「DRV」をはじめ「CVN」「SNT」「GNK」がHEPの1stシリーズ「BLACK PLAIN」として発表されています。

ユーザーの声を聞き、さらにアップデートされたHEPがこれからどんな展開をしていくのかとても楽しみです。

(2021年5月21日に発表された新作はこちら!)

HEPを長く愛用するヒントは、ヘップサンダルにあり

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ヘップサンダルが長年愛されてきたのは、名前の由来となったオードリーヘップバーンが愛されていたからというだけではありません。

一番は日本の家庭にぴったりだったからです。

日本家屋の構造上、母屋と離れに分かれていたり、お風呂やトイレなどの水回りが外にあったりなど、内と外の往来が多かったことから、さっと履いて行き来ができる履物として重宝されてきたといいます。
( 引用:原点はオードリー・ヘップバーン!“つっかけ”を進化させた「HEP」のサンダル )

ニューヘップサンダルもアウトドアなどのアクティブなシーンより、そうした「ちょっとそこまで」の使い方がちょうどいい

さっと履けるからたくさん使いたくなる、ニューヘップサンダルを愛用してみませんか。

この記事は、中川政七商店が運営する「大日本市」の企画で、暮らしの道具を実際に使用し、感想を執筆しています。
バイヤー向け展示会「大日本市」のサイトはこちら
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▷写真に登場した靴下SOUKIを紹介する記事はこちら


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Koimizu Shiori

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書く人、写真家、大日本市by中川政七商店 カタリベ、noteディレクターアシスタント(2021.06~) / 白神山地のふもとで生まれ育ち、スカイツリーのふもとらへんへ。東北とネコとチョコレートを愛してやまない。のんびりやっていきます。