家族そろって東京旅行で行ったところ
3月の終わりに秋田から両親と兄家族の総勢7人が東京へやってきた。
母が65歳を迎えて退職した節目に、両親が提案してくれた旅行だった。
中学校の教員だった父は修学旅行の引率などで何度も訪れているが、兄はなんとその中学校の修学旅行以来の東京。
兄の3人の子どもたちにとっては初の東京。
3泊4日という日程の中、「3日目はディズニー、4日目はゆとりを持って帰る」ということだけは決まっていた。なので、家族の希望も聞きながら1日目と2日目の東京観光の予定を組んだ。
これがかなりのハードスケジュールになったのだが、東京らしさを存分に味わってもらえたということで、記録しておこうと思う。
考慮したのはこんなこと。
1日目
12:00ごろ:羽田空港で合流
帰省のたびに利用しているものの、誰かを迎えに来るのははじめてでした。
「到着ロビーはわかるけど、どこのゲートから出てくるの?」となりました。ちゃんと電光掲示板に出てくるんですね。ありがたや。
13:30ごろ:銀座の歩行者天国を散策&ランチ
電車で移動して銀座へ。
14:00にランチのお店を予約していたのですが早めに着いたので銀座歌舞伎座の前で記念撮影をしたり、歩行者天国など周辺を散策しました。
15:30ごろ:麻布台ヒルズ&チームラボボーダレス
チームラボの16:30のチケットを取っていたので、麻布台ヒルズへ。20分前から入場可能ということで、それまではショッピングエリアなどを散策。
チームラボボーダレスで子どもたちが一番盛り上がっていたのが、来場者が描いたイラストが壁に映し出される部屋でした。みたことのある有名キャラクターを模したイラストが動き回っていて、末っ子は夢中になって追いかけていました。
慣れない飛行機移動や人混みのせいかテンション低いなと思っていたのですが、ここに来てめっちゃ元気で驚いた。
18:00ごろ:東京タワーで夜景を見る
中学校の教員だった父が修学旅行の引率で訪れた際に「目線の高さに夜景が広がっているのが良かった」とのことで、ここではメインデッキまで行って、徐々に暗くなって夜景が浮かび上がっていく様子を楽しみました。
その日の宿は、貸切で利用できる戸建ての民泊を利用。そのため、晩ご飯はテイクアウトでお惣菜やお弁当を買い揃えて宿で食べることに。
コンパクトな4階建という都内の住宅に泊まるのも新鮮だったと思う。屋上からはスカイツリーがきれいに見えたようで、写真が送られてきた。
2日目
10:00ごろ:東京スカイツリーの展望台へ
いざ、お宿から眺めていたスカイツリーへ。前日に東京タワーから見ていた景色との違いも味わってもらおうという意図もあった。ここで1日目に対して反省したのが、子どもたちに場所の説明をあまりしなかったこと。大人はある程度、説明がなくてもどんな場所なのかどこが見どころかなどは理解できるけど、そういった情報がないまま連れ回されたら興味も持てないし疲れるだけだよなあと。
姪っ子は東京タワーを見て「本当にあるんだ!」と感激していたけど、もっとその場所について説明した方がおもしろさがわかるかもしれないと思って、東京スカイツリーについて、東京タワーとの関係や電波塔としての役割などを伝えた。
「へえー!」と声を上げながらスカイツリーを見上げる姪っ子甥っ子。質問もされたりして、興味を持ってもらえたことにホッとした。
展望台からの景色を楽しんだあとは、スカイツリータウンで買い物の時間。
買い物しない両親と私や、疲れた子どもたちは食べ物をつまみながら休憩スペースでひと休み。
あたたかい日だったので、屋外のテラス席を利用しました。
こちらの投稿に休める場所がまとめられているので、休憩場所に困っている方がいたらご参考に。
15:00ごろ:浅草寺周辺を散策
荷物もあったのでタクシーで移動。佐川急便のサービスセンターへ直行して、荷物を預けて身軽になってから散策を開始しました。
(押上では地下のコインロッカーに預けていました)
混雑している雷門前は後回しにして、まずはお参りへ。
浅草寺については父が姪っ子甥っ子たちにガイドしてくれました。参拝の後はみんなでおみくじ。そして仲見世をぐるりと巡って雷門前で記念撮影。
ちょびっと食べ歩きをしたり、買い物をしたりしていたら、意外と次の予定の時間が迫っていたので荷物を回収して早歩きで移動を開始しました。
17:00ごろ:水上バスでお台場へ
本当は屋形船で晩ご飯を食べてもいいかなと思っていたのですが、この時期は「お花見プラン」が始まっていてとてもじゃないけど予約ができなかった。
でも水上からの東京の景色も見てもらいたかったので、水上バスで片道移動にして、晩ご飯はお台場で食べようとなった。
私たちはホタルナに乗船。公式の説明を引用します。
水上バスは私も初めてだったのでとても楽しかったです。『銀河鉄道999』のキャラクターがアナウンスをしてくれたのもワクワク感が高まってよかった。
橋が連続する川を抜けた後、屋上デッキも開放されたので外にも出てみました。だんだんと空が暗くなり、街のあかりが灯されていく時間の移り変わる様子を眺めるのは、東京に住んでいる自分にとっても旅を感じられるひとときでした。
お台場に着いてからは、レインボーブリッジなど夜景が見えるお店でご飯を食べました。
いつか、またくる場所として
2日目のご飯を食べて途中の駅まで一緒に着いて行きました。別れ際に、父が「しおりのおかげで楽しい東京旅行になった。ありがとう」と言って握手しました。
この人数で家族そろって旅ができるのは、東北だったらまだあるかもしれないけれど、関東以南ではやっぱり大がかりでもうないかもしれないなと。そう思うと何だかじんわり目に涙が。
甥っ子は帰りの飛行機に乗る前に「帰りたくない」と泣いたそうで。
また来る場所として、家族で過ごした東京の思い出がこれからも残っていってくれたらいいな。
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