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気分が上がる方法を模索中

 こうして引きこもった生活をしていると、ローギアでも生きていけることを身体が学習してしまう。特に何も考えなくても、特に身体にエネルギーを送らずとも、適当にコンビニで飯を食べながらyoutubeを眺めているだけで生きて行けてしまうのだ。

 無気力を学習している気がしている。「ローギアだと死ぬよ」と環境に迫られないと意識が明瞭にならない。別に何もしていなくても生きてはいけるし、死にはしないし、youtubeを眺めているだけでそこそこ楽しいじゃないですか。だからと言ってローギアのままで過ごすのも物足りないのだから、人間は面倒臭い。

 一番手っ取り早いのは、それこそ「ローギアだと死ぬ環境」に行ってしまうことだ。山の上とか海の底とかバイクでスピードを出すとか。そういう状況であれば「だるくて身体が動かないよー」なんて言ってる余裕も無くなる。だるくて身体を動かさなかったら死ぬからだ。気分を上げるには絶対的な方法となる。

 問題は、そういった特殊環境下ではなく、日常生活においてギアを上げる方法を会得したいということだ。リーマンは何も工夫せずとも出社によってギアが上がっていた。それが無くなった今、別の方法を考えなければならない。

 部屋の中にこもっているとどうしても意識のモヤを取ることができない。少しでも外界へいくことが大切だ。それならば外で何をすれば良いのか。これもまた重要な問題だ。30分の散歩を義務付けるとか、それくらいのことはしないと頭に血が回らない気がしている。言ってしまえば朝からジョギングをしてしまえば全て解決するのだが、朝からジョギングできている人間はこの次元の問題では悩んでないと思うので別枠である。

 頭をフル回転させたいのだけど、それがここ2ヶ月ほどできていない。じわじわと脳の灰白質と真綿を入れ替えられているような感覚がずっとある。もはや歯医者に通院している時が一番元気かもしれない。痛みと恐怖で意識が明瞭になるので。

 まさに堕落した現代人特有の苦しみを最近は味わっている。脳のCPUをクロックアップするにはどうすれば良いだろう。手っ取り早い方法は無いだろうか。難しい問題に立ち向かっていくだけの気力を湧かせる方法がない。筋トレを始めたから瞑想でもやろうかな。どう足掻いても仕事に意識が向かないのをどうにかしないといけない。

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