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カーペンターズ『I Just Fall In Love Again』歌ってみた

中学上がったときお母さんが「カーペンターズっていうグループがあって、歌ってるカレンって人の英語はとってもきれいだから英語の聞き取りにいいんだよって、お母さん学生の時先生に習ったよの」って言ってCD渡してもらったのがカーペンターズとの出会いです。


その後バンド始めるようになって曲を作り始めた時、世のバンドサウンドはピンと来なかったなかで、カーペンターズの『Goodbye to love』のギターソロに泣き、カーペンターズのオリジナルアルバムたちを聞き進めるなかで出会ったたくさんの好きな歌たちのなかで、また飛び抜けて私が好きな歌がこちら『I Just Fall in Love Again』。

夢のようだわ、またあなたに恋をする、この気持ちは止めようもないのね、って、なんとも幸せな瞬間のようなのに、私にはその人の過去とこれからがどんなものなのか、考えると悲しくなってしまう。

ドラえもんの映画も昔から好きですが、白鳥英美子さん歌う『夢のゆくえ』、この世界と近しい「恋のあとさきのむなしさ」を、綺麗な優しさの中に勝手に見出してしまいます。

最後のサビにある「どこへゆくのか あなたも知らない」に、私は勝手に永遠のなさと、人はどこまでいっても一人なのだという事実を感じてしまう。優しい世界、叶った恋、ではその先は?めでたしめでたしで終わるのは尺の都合なだけで、その先も世界は続いてゆく。

言わんとしていることを正確に読み取れているかなんて、そんなものどうでもよいのだ。わたしがその作品に触れて味わった気持ちも想像した物語も、それはすべて私のものだ。その自由を許してくれる、走り回れる大地といくらでも飛び回れる空をくれる「作品」を、愛してやまない。

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