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特異性と非特異性に関して

 今週末は研究会なのでマトリックスとその介入の一つでもあるQPAという波動治療機器についていろいろ考えています。そこで気づいたことをメモ的に。

 こうした治療機器、とりわけ波動などを謳うものは当然、現状の科学・医学で完全に説明されるものではないのですが、部分的には実感を含めて説明可能なところもあるわけです。
 QPAという器機が、いわゆる波動系といったものと少し異なるのが、文字通り振動を感じるという点。これにより振動それ自体による効能が生じることになります。低周波治療器としての一面もあることからも明らかです。こうした面がとりわけファシアとの関連では重要になります。
 蝕知可能なレベルでのファシア(私の言うBファシア)への介入では、このレベルでの認知が必要となります。いわば「非特異的効果」といったところです。

 当然、「特異的効果」もあるわけで、これは臓器や組織の本来有する周波数による共鳴効果ともいえるもので、極めて限定的なものとなります。さきの非特異的効果と比べると、いわゆる実感が乏しいというか、ほぼ「分からない」といったものになるでしょう。
 それゆえ殊更に、「波動」として強調されることも多いでしょうが、そこが評価が峻別される点でもあります。私自身QPAに関しては、非特異的な効果が強く感じられる点をとても評価しています。

 波動的な説明がお好きな方にはやや物足らないかもしれませんが、この非特異的な側面こそがファシア関連からの考察を行う時に、極めて重要性を持つ点でもあることをあらためて強調しておきたいと思います。
 この特異性と非特異性という観点は、一般的な鍼や漢方、ひいてはホメオパシーなどにも至るまで、考察していくと面白い視点です。週末の研究会のみならず、今後も少し解説を加えていきたいと思うテーマです。

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