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子育て中に感じた「今それを言わないで」と思った言葉

子供を出産して驚いた事がある。

それは知らない人が話しかけてくるということ。

子供を連れて外出すると高頻度で話しかけられた。

特に多いのは年配の女性。

きっと子育てを終えた人が昔を懐かしく思い話しかけてくれるのだと思う。

話しかけてくれることは嬉しかったし、「お母さん頑張ってね」と応援される事もあったんだけど、たまに「今それを言わなくても…」と思った言葉があるので書こうと思う。

①母乳飲ませてるの?それともミルク?

初対面の人に聞く事なの?と思うかもしれないが、私は何度か聞かれた事がある。我が子は2人とも母乳とミルクの混合で育てていたので、「両方です」と答えていた。

すると「母乳の方がいいわよ。栄養があるからね」と一方的に母乳育児を勧めてくる人がいたのだ。

どちらで育てても子供が成長していれば問題ないと思うし、何らかの事情で母乳を断念する人もいる中で、そんな発言をする事に驚いたのを覚えている。

実の祖母にも同じ事を言われた事があるので昔の人は母乳育児を薦められていたのかもしれない。

それでもデリケートな話なので、初対面で聞くのはやめてほしい。


②靴下履かせた方がいいわよ

子供を抱っこ紐で抱っこしてた時によく言われたこの言葉。子供は大人より体温が高い。しかも息子は汗っかきで少しでも暑いと汗をかくので薄着でいる事も多かった。

そして靴下が大嫌い。履かせては脱ぎ、再び履かせては脱ぎを繰り返すので、靴下を履かせるのをやめた時期がある。

とある人は、急に話しかけて来たと思ったらいきなり息子の足を触り「寒いから靴下履かせた方がいいわよ」と一方的にアドバイスをして去っていった。

なかなかすごい。こちらの話は聞かず言いたいことだけ言って風のように去っていく。

とても驚いたが、事情があって履いていないのでこちらの話も聞いてほしい。


③大変なのは今だけ

子供がぐずっている時によく言われたこの言葉。

確かに乳児期の愚図りは大変だったが大きくなると話を聞いてくれるようになり、その時の大変さは無くなったと思う。

しかし、乳児期はその今が大変で困っている。用事があるのにぐずってしまい、用事を済ませる事が出来ない。スーパーに買い物へ行っても泣いてしまってゆっくり買い物出来ない。

そんな状態で困っている今に「大変なのは今だけよ。頑張ってね」と言われても全く響かないし、これ以上どう頑張ったらいいんだと辛くなった事がある。

後から見たらたった数ヶ月や1年でも、本人の中では人生で1番辛い1年かもしれない。だから、今は大変だけど、耐えましょうというアドバイスより、「大変だよね。辛いよね。お母さん十分頑張ってるよ」と頑張りを受け入れてくれた方が何十倍も嬉しい。



④今が1番可愛い

乳児期によく言われたこの言葉。その時はそうなのかなと思っていたけれど、5歳になった息子は今も可愛いくて、なんなら生まれてからずーっと可愛い。

もちろんイライラすることもあるし、喧嘩をする事も増えるけれど、可愛さは増すばかり。今が1番可愛いのではなく、可愛いが年々更新されるので常に可愛い、私はそう思っている。

だからこそ、「今が1番可愛くて今後は可愛くなくなる」みたいな言葉をかけられるのが腑に落ちなくて、モヤっとした記憶がある。

もう一度言う。子供は何歳になっても可愛いよ。


今回は子育て中感じた「今それを言わないでほしい」という言葉を書いた。

この言葉をかけてくれた方は、良かれと思って言ってくれたんだと思う。悪気は無いのは分かっているけど、言われた方はモヤっとしてしまうので、私は言わないようにしたい。

モヤっとした言葉を書いたが、実際に言われて嬉しかったが言葉がある。

娘を出産して1ヶ月後にスーパーへ行った時
「お母さん出産お疲れ様。妊娠も出産も大変だったよね。頑張ったわね」
そう言ってくれた年配女性がいた。子供の事を可愛いと言う人はたくさんいたが、母親の私に向けて労いの言葉をかけてくれたのは初めてだったので、泣くほど嬉しかったのを覚えている。

産後のママが嬉しいのは育児のアドバイスより日々の頑張りを褒めてくれる事だなと実感した出来事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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