妊娠中に私の身体に起きたマイナートラブル

初めての妊娠で、私に起きたマイナートラブルを書き残しておこうと思う。
多くの人が経験するトラブルもあったが、ネットで検索しても大した情報が出てこないことも多かった。内容を見て、「ここに仲間がいるよ～」という誰かの安心感につながることを願う。

手のひらが熱を帯び、乾燥する

お腹が乾燥してぶつぶつが、、という内容は良く見るが、私の場合は手のひらがとても乾燥した。お腹は全く異常なし。普段あんまり使わないけど何かとプレゼント等で頂きやすいハンドクリームを、沢山消費させていただきつつ乗り越えている。

乳頭の上～鎖骨周辺にかゆみが出る

恐らくこれも乾燥のせいだと思うのだが、見た目は何も症状が出なかったので、皮膚科医も首を傾げていた。とりあえず大したことはないということで、保湿剤と弱いステロイドを混ぜ合わせた軟膏を処方された。塗り続けて3日ほどでかゆみは消失した。その後も、時折再発する体のかゆみにはこのくすりを塗ることで楽になっている。

頭が乾燥してかゆみ、フケが出る

元々肌は強くない。シャンプーは敏感肌向けキュレルしか使えないタイプだが、普段通りでも乾燥してかゆみが出た。無意識でかきむしったせいでフケが出てやばいと感じ、頭皮用の化粧水（同じくキュレル！）をお風呂上りにつけるようにしたら収まった。

頬が真っ赤になる（毛細血管の拡張？）

何年も前から、顔が酒さの症状で頬や眉間がぼんやり赤い。アトピーまで行かないが、多分肌が生まれつき薄い。まあ長い付き合いなので大して気にせずファンデで隠してきたが、妊娠後期で隠せないほど赤くなった。熱は帯びないが、とにかく赤くなる。皮膚科に行ったら試しに弱いステロイド剤をもらった。が、使って2日でより赤くなったので使用中止となった。
恐らく肌荒れではなく、シンプルに妊娠の影響で皮膚の下の血管が拡張しているのでは、という皮膚科医師と私の推理。妊娠中レーザー治療などは難しく、仕方ないので放置して過ごしている。生んだ後も赤いようなら、皮膚科の酒さ治療を再検討してみるつもりではある。

かかと（アキレス腱）が痛い

これは検索したらすぐ出てきた。お腹が大きくなると姿勢が前かがみになって、その影響でかかとに直接刺激のある歩き方をするようになってしまうらしい。妊娠中、運動は大事だけれど姿勢と歩き方には気を付けたい。

背中が痛くて20分以上座れない

これも結構辛い。デスクワークなので座って作業せざるを得ないし、産前休暇に入っても調べものや出産後手続き準備で椅子には座り続ける。私の場合、産休中に資格取得をしようとしたため、試験会場で一日中座り続ける必要もあった。（この話は別記事で。。。）可能なら、みなさんはちゃんとこまめに立ったり座ったり、正しい姿勢を意識して、意識してもどこかしら痛むような気はするが、なるだけ心地よい妊婦ライフを過ごしてほしい。

花粉症がとても悪化する

花粉症の時期は、目の前が涙で見えないくらい涙目になり、鼻水は止まらず、喉は慢性的に痛かった。体のダルさはいつも以上で、熱はない。ちなみにこちらは産院で薬をもらって飲んでいた。体調不良の影響で集中力はほとんどなく、飲まなかったら仕事どころか生活がままならなかったので、大変助かった。ぜひ早めに産院に相談するのをお勧めする。
＃ちなみに舌下療法は妊娠中・授乳中は開始出来ない・・・。

痔や便秘になる

初期はずっと切れ痔で血が出ていた。その後中期は問題なく、後期は便秘で気づけば2日便通がないのも日常だった。酸化マグネシウムを産院でもらって、便通に合わせて飲んだり飲まなかったりして過ごした。

最後に・・少し不安になりやすい

巷で言われているほどではないが、それでも若干、普段なら考える暇などない小さい懸念をリスクとして過大評価しがちになった。外出時家の鍵をちゃんと閉めたかとか、夫が死んだら悲しすぎるとか（夫は元気である）、自分のキャリアを良く調べもせず不安視したりとか。特に夜はなりやすかった。

なので、考え事は昼だけと決めて、夜は意識して目の前の作業のことだけを考えていた。昼間も不安に心をすくわれそうになる時は時折あったが、「ホルモンバランスのせい。私の考えではない。今判断しても正しい道は選べない」と深呼吸して何とかやり過ごした。どうしても難しければ紙に書き残したうえで一旦別の作業をしたり、夫に一旦聞いてもらったうえで、「悩んでも無駄！」と温かい喝をいれてもらったりしていた。(笑)

妊娠中の身体に振り回されている精神状態では、自分が正常でないことを自分で気づくのがいつもより難しかった。
なので、なるだけ謙虚な気持ちで自分をよく知っている家族や友人に自分の様子を見てもらった方が、いつも通りかそうでないかは見えやすいなと感じている。

以上、私の妊娠中トラブル一覧である。参考になるようなら幸いだ。