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芸能人格付けチェック2024 100万円のワイン VS 5,000円のワイン


はじめに


毎年話題となっている「芸能人格付けチェック」に出題されるワイン。

昨年は「シャトー ペトリュス 1994年」という30年近くもの長い間熟成されたボルドーワインが出題され、非常に興味深いブラインドテイスティング比較となりました。

シャトー・ペトリュス 1994年


そして今年出題された注目のワインは、1995年の「シャトー ル・パン」。昨年と同様にフランス ボルドー地方 ポムロール地区最高峰の非常に希少な銘柄。おそらく、ペトリュスに次いでボルドーで最も高い金額で取引をされるワインです。

30年近くもの長い間熟成されたこのワインが、一体どのような香り、味わいとなっているのか。多くの人々にとって、一生に一度飲めるかどうかという未体験ゾーンのワイン。一体どんな香りと味わいなのか、その個性を想像しながらのテイスティングとなります。

約30年間熟成したワインというのは、それに準じた熟成変化が現れるもの。そしてもう一つ重要なこととして、このワインのブドウ品種がメルロー主体で造られているということです。

一方、「5,000円のボルドー産の赤ワイン」としか情報がないもう一つのワイン。毎年そうですが、個人的にはむしろこちらのワインが一体何なのかが非常に気になるところ。おそらく皆様も同様に、このワインの銘柄が今年も気になったのではないでしょうか。

銘柄が公表されることはないのはわかっていながらも、今回も一視聴者として番組で放送された情報から勝手に予想をし、完全に個人的な見解からコメントをさせていただきたいと思います。


シャトー ル・パン1995年と5,000円のボルドー産赤ワインについて考えたこと 


以前、昨年出題された1994年のシャトー・ペトリュスをテイスティングさせていただく機会があり、その時の記憶はしっかりと残っていて、この度出版した著書「ワインを楽しむ」にも、テイスティングコメントを掲載させていただきました。

「ワインを楽しむ」の中でもご紹介

グラスに鼻を近づけた瞬間から、ペトリュスのポテンシャルの凄さを充分に感じることができる複雑性とエネルギーが感じられ、まさに「時を飲む」ような、一生に一度となるであろう貴重な経験。

今回のル・パンは、私自身まだテイスティングした経験はないのですが、テロワール、ヴィンテージ、品種構成、価格帯、評価等から考えて、近いニュアンスをもつことが予想できます。

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