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2021年7月の1,900円以下のベストワイン3選

はじめに

2021年1月よりTwitter上でスタートした「ワインディレクター田邉が選ぶ3,500円以下のワインベスト3」

各月の1ヶ月間にテイスティングしたワインの中から3,500円以下のワインにスポットをあて、個人的見解からベストワインを発表していくというコーナー。

3,500円を上限とさせていただいているのは、おそらく多くの方にとって、ご自宅でのデイリーワイン、もしくは少し贅沢をしたい時に楽しんでいただきやすいプライスであること。さらには長年のソムリエ経験から、価格帯から考えるイメージを凌駕する、非常にクオリティの高いワインも潜んでいる可能性があると考えているからです。そしてなるべく1,000〜2,000円代のアイテムも含めるように意識してきました。

「1,900円以下のベストワイン」に変更した理由

先述したように、6月までは3,500円を上限とさせていただいていたのですが、今回初めて上限を1,900円とさせていただきました。

その理由としては、「直感」です(笑)。ただ、コンビニエンスストアのワインシリーズを続けていくなかで、「日常的に飲むワインとしては、3,500円でもちょっと高い」と思う人が多いのではないかと感じたこと、そして実際にTwitterのコメントでそういう声もあったこと。

実際に1,900円以内でも、料理と合わせて楽しめるハイクオリティなワインがたくさん存在するということは、レストランのソムリエとしての経験上理解もしていました。

昨今の緊急事態宣言、酒類提供禁止が長期間続いていくなか、今後ご自宅でのデイリーワインがこれまで以上に重要な存在となることを予想しています。 

とはいえ、目まぐるしく変化する時代の流れに応じてこの価格帯は今後も変わる可能性があることをご了承ください。

noteでの発表に限定した理由

当初、Twitterのみでの掲載を考えていましたが、フォロワー様からまとめ記事として読み返せるようにしてほしいというリクエストをいただいたことから、noteに専用のマガジンを立ち上げ、毎月のまとめとして掲載してきました。

しかし今回、第3位はTwitter上で公開させていただいたばかりですが、上位の2つはこちらのnote限定でご覧いただけるようにシステムを変えることにしました。

ランキングというデリケートな世界で、ベスト1に選ばれたワインが誤解を受けるような場面もあります。SNSでの発信内容はあくまでも私の個人的な見解であり、純粋に素晴らしいと思ったワインを発信していますが、歪んだ捉えられ方をされる可能性もある。であれば、ポジティブな受け手に対して第一次情報を発信したい。

先月末よりスタートしたnoteの定期購読マガジンの読者様数が、かなりの勢いで増えてきています。ある情報に対しては、ポジティブに高い価値を認めてくださる方々に限定して開示していくことが健全なる拡散につながると考え、このような形にシフトしました。

さらには、私が専門誌等のテイスターとして誌面上でベストワインを発表していることも、今回の結論に至った要因です。

ではずいぶんと前置きがかなり長くなってしまいましたが、いよいよ7月度のベスト3を発表してまいります。


【ベスト3】 

【2021年7月度の田邉が選ぶ1,900円以下のワインベスト3】第3位発表。スペインのスパークリングワイン「アマヤ カヴァ ブリュトレゼルバ」18ヶ月熟成のレゼルバで800円代で買えるのは驚異的コストパフォーマンス。しかもセブンで購入可。スペイン産の生ハム、フレッシュトマトのサラダと合わせてぜひ。

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こちらはコンビニエンスストアで買えるワインのペアリングシリーズで登場したスパークリングワイン。コンビニワインは今回が初登場となります。

Twitterでご紹介したのがこの桃と生ハム、白桃ヨーグルトを使用したオードブルとのペアリング。今の季節ならではの組み合わせです。

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そしてもう一品ご紹介したのが、このフレッシュトマトとのペアリング。旬の食材をシンプルに味付けしたものですが、ワインとの組み合わせ次第でとても贅沢な時間を過ごすことができます。

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