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2022年1月の3,500円以下のベストワイン5選

はじめに


2021年1月よりTwitter上でスタートした田邉が選ぶベストワインランキングもちょうど1年が経ちました。

当月の1ヶ月間でテイスティングしたワインの中から、完全に個人的見解でベストワインを発表していくというこのコーナー。今回もいつものように、3,500円以下をルールとして、5アイテムを厳選しご紹介致します。(しかし結果的に全アイテム3,000円以下となりました。)

実際にレストランの現場で料理と合わせてセレクションしているアイテムも多くありますが、なるべく手に入りやすいということも考慮し選ばせていただいていますので、ぜひ今後のワイン選びの参考にしてみてください。

では早速ですが、順番に発表してまいります。


【第5位】

【1月度の3,500円以下のベストワイン第5位】南アフリカの赤ワイン「フラム サンソー」。華やかな第一アロマ、ブルーベリー、シナモン、マッシュルームの香り。ジューシーな果実の味わい、なめらかなテクスチャー。皮面をカリっと焼いたサーモンのポアレにブラックオリーブを添えて。税込2,580円。

こちらのワインは今回初めてテイスティングさせていただきました。ブドウ品種「サンソー」を100%使用して造られるワインはとても珍しく、私自身、レバノンのワインで経験して以来のこと。

サンソーのワインは、果実のニュアンスを主体にしながら、タンニンは穏やかで、ややフレッシュな印象の酸味があるワインというイメージですが、こちらにもそのキャラクターを感じることができました。

やや冷やしめにしてオードブルに合わせて、室温に近づけてやや大きめのブルゴーニュグラスに注いで香りを広げ、味わいもまろやかにしてメインの魚や肉料理に。といった楽しみ方ができる。

温暖地域で生まれたサンソーは、今後、地球温暖化の影響も見据えると、これからますます貴重な存在になっていくことが予想される。


【第4位】

【1月度の3,500円以下のベストワイン第4位】アメリカ カリフォルニアの赤ワイン「オー ジー ヴィー オールド ヴァイン ジンファンデル ロダイ」。ハイコストパフォーマンスが魅力のロダイの赤ワイン。甘く熟した果実の味わいがどんどん広がる。ハンバーグ、ビーフシチューと相性抜群。税込約2,500円。

カリフォルニアのみでなく、世界的にその注目度が増しているワイン産地「ロダイ」。

ナパやソノマのワインの価格の高騰が続いていく中、ダークソース的存在として、ハイコストパフォーマンスな赤ワインの人気が高まってきています。

私自身、価格に対するクオリティが素晴らしいと考え、ワインディレクターを務める飲食店でも、以前からオンリストしています。

料理やシチュエーションが合えば、さらにその価値が飛躍的に高まり、満足度大の1本となるでしょう。バーベキューに持参するのもとてもおすすめです。


【第3位】

【1月度の3,500円以下のベストワイン第3位】オーストラリア クナワラの赤ワイン「フェニックス カベルネ ソーヴィニヨン ペンリーエステート」。カシス、ブラックベリーのコンポート、スパイスの香り、味わいはまろやかで果実味豊か、緻密なテクスチャー。チョコレートとの相性も抜群。税込2,750円。

こちらのワイン。実はあの「鬼コスパセット」に加わるかもしれなかったワインなのです。

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