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マレーシア留学(前期)

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マレーシア留学の前半5カ月間のNoteです!
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#エッセイ

#10 【マレーシア留学】「そうだ、イポー行こう」短編エッセイ後編

前回の短編エッセイを書いて、はや2週間。 いろいろあって後編に手を付けられず、更新が今更になってしまった。ぼやけつつある記憶を紡いで、言葉として肉付けするのも、そろそろできるかできないか危ういラインでの執筆となりましたが、なんとか産み落とした言葉たちを読んでいただけると嬉しいです! というわけで、前編はこちら↓ 「ウー!ウー!ウー!」 午前8:00の地震の警報音を思わせるアラームが6畳ほどの狭い部屋に鳴り響く。 明らかに不快そうに同じ部屋で眠っていた友人が寝返りをうつ

#9 【マレーシア留学】「そうだ、Ipoh行こう」短編エッセイ前編

「Ipoh(イポー)行かねえか?」 こっちに来てもう二か月。いろいろあって思ったより旅行してないなと思い、私のタイの友人から声をかけられた時、二つ返事で「Sure sure!(もちろん!)」とメッセージを送った。 その後なんだかんだで日本人二人、韓国人二人、インドネシア人一人、タイ人一人、私の計七人で、一泊二日のイポードライブ旅をすることになった。 「Ipoh(イポー)」 そこそこマレーシアに精通していないと、聞いたことない都市かもしれない。私自信もマレーシアに来てか

Week3 マラッカ一人旅「きょうかい。」短編エッセイ後編

前編はこちら!! マラッカに着いた。ここには1泊して、朝のバスでKLに戻る予定だ。時間を確認するためスマホに目をやる。「時刻はもう13:30じゃないか!!」もたもたしていられない。バスターミナルで待ち伏せしていたおっちゃんの「たぁくしぃーーー!」のよく通る勧誘の声は無視して、配車サービス「Grab」を使って足早に市内中心部へ移動する。 中心部までは車で20分ほどだ。空腹も限界を迎えていたので、最初の目的地は平日にも関わらず観光客や地元住民で賑わう人気レストラン「Nancy

Week3 マラッカ一人旅「きょうかい。」短編エッセイ前編

1.まえがき「ひとり旅のすゝめ」ひとり旅は、いい。もちろん誰かと旅行するのも楽しい。だがそれは純粋にエンタメや娯楽として消費するコンテンツとして楽しんでいるのに近い。ひとり旅のいいところは、矢印を向ける相手が人ではなく、訪れた街そのものに向き、街との対話に集中することができることだ。 誰かと旅に出かけたときを思い返すと、私は相手との会話や相手に気を遣うことに集中し、相手の行動に合わせることが多い。楽しいことも多いが、それはその人といることで楽しかったからで、街の魅力を存分

マレーシア留学について

来たる9/18の深夜からマレーシアに高飛びするわけだが、いったいなんでそんなことをするのかここで述べたいと思う。エッセイ風に書いてみようと努力しました。お付き合いくだせえ。 1. なぜ留学?「窮屈だ。どこでもいいから海外に行きたい。」光月おでんのようなことを言うようになったのは、高校生のときからである。 私の地元、岩手県北上市はけっこうな閉鎖社会で、小中高までずっと同じ地域内で過ごすことは珍しくない。狭いコミュニティでいつもの人といつもの景色。そんな日々を少々退屈に感じて