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【essay 25】ペーパー・クリップの冒険
ハッタリストです。今日は、ペーパークリップの話をします。
僕がこの物体の存在を意識したのは、ある日、デスクの上を片付けていたときでした。役に立つもの、立たないもの、そこにペーパークリップが混ざっていました。
ペーパーレス化をした昨今、ペーパークリップの存在すら知らない人もいるかもしれません。しかし少なくとも僕の職場にはまだ存在します。使う機会は少ないですが、必要なときに確実に僕たちの仕事を支えてくれます。それは科学と似ているといえましょう。僕たちはその存在をあまり意識しないかもしれませんが、それが僕たちの生活を確かに支えてくれているのです。
一度、イヤホンの線が絡まったときにペーパークリップを使ってそれを解きほぐすことができました。また、開かなくなった引き出しの鍵穴をこじ開けるのにも役立ちました。何ということでしょう、それらは紙の束をまとめるためだけでなく、便利な工具として使用できたのです。
ペーパークリップは一見何の変哲もない物体です。他方で多種多様な形に変形し、多くの用途を持つ可能性を秘めているともいえます。そのような物体を見つけたとき、ふと立ち止まってその可能性をあれこれ追求することは、自身の内面や生活を豊かにする有用な方法かもしれません。
今度ペーパークリップを見かけたら、その存在にもう少し意識を傾けてみてください。それは、小さな金属片が持つ驚くべき可能性を示しているのですから。
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