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【essay 7】雲の彼方に

ハッタリストです。今日は雲の観察の話をします。

雲の観察は、自然科学者にとって特別な楽しみの一つなのではないかと想像します。雲は自然現象の中でも最も直感的に観察でき、それ自体が物理学、化学、気象学、環境科学など多くの分野と交差するからです。

昨日、僕は公園のベンチに座って空を見上げ、雲を観察していました。そこには、細い線状の雲(巻雲)、ふわふわとした綿のような雲(積雲)、広がりつつも平坦な底面を持つ雲(層雲)などが混ざり合い、絶えず形を変えながら青空を漂っていました。

雲は大気中の水分が冷えて結露したもので、その形成と消失は地球の水循環の一部です。そのため、雲の観察は地球環境を理解するための大切な手段なのです(きっと)。

また、雲は光を散乱させるため、空の色を決める要素でもあります。雲があると、太陽の光が分散され、それが私たちの目に届くことで、空が青く見えます。一方、夕暮れ時には雲が赤く見えるのは、太陽が地平線に近づくにつれて、光の波長が長くなり(つまり赤い光が強くなる)、それが雲に反射して私たちの目に届くからです。

このように、雲を観察することは、自然の美しさを感じるだけでなく、科学的な視点から自然現象を理解する一助となります。それは、大自然の壮大さと人間の探求心が交差する、素晴らしい経験と言えるでしょう。

皆さんもときには空を見上げて、雲と共に自然の営みを感じてみてはいかがでしょうか。

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