見出し画像

気になる週足(9/2確定)

確定した週足の形から翌週をうらなうnote。週足を分析することで『全くの見当違いだった』というトレードは減るよねというお話し。
下落が止まらないポンドルの反転についても考察してみました。

【EURUSD】

◆ファンダメンタルズ
先週の記事に書いた通り、ドル、ユーロともに0.75%利上げを示唆するファンダ背景から買われやすい地合い。
週の前半はユーロが買われ、後半は雇用統計もあいまってドルが買われる展開。結局はパリティを挟んだ上下の値動きとなりレンジ内に収まったかたち。

直近9/8 ECBに向け0.75%利上げを織り込みにいく地合い。一方でロシアからの天然ガスパイプラインの稼働停止延長のヘッドラインから週末は引けにかけて売り優勢。
週明けもその流れを継続する可能性があり材料の方向感が一致しない。引き続きドル>ユーロの目線には変わりないものの。

◆テクニカル
8月の『月足』が確定したためそちらから。
8月足は実体の大きい陰線で確定。3ヶ月連続の陰線できれいなスラストを形成中。売りの強さが窺える。これをみるとスイングで買っていく気にはなれない。

EURUSD月足

続いて『週足』。上ヒゲ>下ヒゲのトンボ陰線で確定。上下動がありつつもドル>ユーロの流れが継続することを示唆。

EURUSD週足

◆来週以降のトレードポイント
上は1.010、下は0.990を抜けるまでは触りたくないけど、1.010を背にレンジ上限からのショートは検討の余地ありか。
4時間足レンジ内で下値を切り上げていることから、レンジ下限からロングの余地もありそうだけど、横軸的にはストーンと落ちていくイメージも湧く形なので避けたいかな。
9/8 ECB↗ 9/13 米CPI↘  9/21 FOMC↘↘ みたいな振り方もシナリオ。

EURUSD4時間足

【EURJPY】

◆ファンダメンタルズ & テクニカル
先週の記事に書いた通り、いかにも上げたそうな下ヒゲピンバーたちの思惑通りに(?)上昇し、『週足』は陽線確定。
しかしながらロシアからの天然ガスパイプラインの稼働停止延長のヘッドラインを受け、長めの上ヒゲを作った(日足では上ヒゲピンバー)。

EURJPY週足

これにより一旦の調整も考えられるが、
①9/8 ECBに向けた0.75%利上げ示唆
②8月月足は強い陽線

を考えると下値を追うとしても限定的かなと。

一方で、
①7月月足がつよつよ陰線
②エネルギー問題に端を発したユーロ経済の不安定さ

からがっつり下に走るシナリオも考えられるか。

EURJPY月足

◆来週のトレードポイント
138円あたりのレジサポまで降りてきてくれるとロングを検討しやすい。円がよわよわなので降りてこなそうだけど。
ただ前述の『ユーロ経済の不安定さ』からのリスクオフ→円買いシナリオや、7月月足から下方向が意識されることも頭の片隅に入れておきたい。

EURJPY4時間足

【USDJPY】

◆テクニカル
先週の記事に書いた通り、138円台の攻防を決したのち、レンジ上限がレジサポとなって上昇。

USDJPY4時間足

本題の長期足。まずは8月『月足』。上ヒゲをほぼつけず大陽線で確定。節目の140円を超えてもなお『さらに高みを目指しまっせ』という意思しか感じない。

USDJPY月足

『週足』も大陽線。短い上ヒゲはつけているものの、どの時間足をみても上昇圧力が強く、超短期以外のショートはすぐに焼かれるイメージ。

USDJPY週足

◆来週のトレードポイント
日足は十字線で確定しているものの、4時間足下ヒゲが『絶対下にいかせないマン』と化しているので、大きめの押し目を待たず小幅な押しから買いを検討できそう。

USDJPY4時間足

【GBPUSD】

◆ファンダメンタルズ
詳しくは書かないけど、とにかくあれもこれも弱い。救いがない。以上。

◆テクニカル
まずは『月足』。『殺人通貨ポンド』の名にふさわしい値動き。
5月月足の下ヒゲピンバーを無視し、6月にロングを大量虐○。それだけでは飽き足らず、同様に7月の下ヒゲピンバーも無視して、8月大陰線で2度目のロング大量虐○。
テクニカルは長期足になればなるほど信頼度が増すが、この値動きはファンダメンタルズ抜きでは説明できない気がする。

GBPUSD月足

『週足』ほぼヒゲのない大陰線。2020年3月からの上昇の起点付近に差しかかってもなお反転サインなく、ロングをこ○す気満々で爆進中といった感じ。

GBPUSD週足

◆来週以降のトレードポイント
とはいえロングだけでなくショートも平等にこ○してこそ『殺人通貨ポンド』でしょ。ということで反転ポイントの考察。
まだ先になりそうではあるけど、直近の波からフィボエクスパンションを引いたゾーン、下限値1.127(フィボ1.618)までの間で反転サインがあるようなら検討したい。
ちょうど 9/15 BOEと重なるタイミングになれば面白いかも。

GBPUSD日足

【GOLD】

◆テクニカル
先週の記事に書いた通り、戻りを売られる展開で1680台に突入。片足を突っ込んだところから反転し、200pips以上戻して引け。『日足』では前日を包むかたちとなった。

GOLD日足

『月足』8月は上ヒゲ陰線で確定。下ヒゲがほぼ無いことから安値更新を示唆するかたち。先の話にはなるけど、反発は入りつつも中期的に1680をしっかり下抜けてくるシナリオが現実味をおびつつある。

GOLD月足

本題の『週足』。下ヒゲが長いものの陰線の実体は大きい。
前述のように『日足』が包み足であることから時間足レベルで上昇サイクルに入っている可能性。
一方で月足、週足の下落の強さから、一旦上昇したとしても再度下落の流れになりやすいかなと。

GOLD週足

◆来週のトレードポイント
前述より、短期的には上昇も見込むものの、中期的には下を目指すシナリオが優位かなと(しらんけど)。短期では複数のシナリオを持ちつつ中期的にスイング保持できそうなショートポイントも模索していけたら。

GOLD4時間足


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?