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新たなイノベーションの起点・吉備高原都市紹介!【前編】

インターン生の米村です。
本日は、吉備高原オープンイノベーション協会(以下、KOIA)の活動拠点の一つである吉備高原都市を紹介します。

吉備高原都市は、岡山県吉備中央町という町の一部で作られた都市です。
吉備中央町は岡山駅から北へ約30kmほど離れた場所に位置する町です。
(岡山駅から車で約40~50分)

岡山県の中央に位置する町といってもいいでしょう。

吉備中央町ホームページより引用
https://www.town.kibichuo.lg.jp/life/4/4/68/

吉備高原都市は1970年代に構想されました。
吉備中央町(当時は御津郡加茂川町、上房郡賀陽町)の自然環境や文化を生かしつつ、「人間尊重・福祉優先」を理念とした新都市が計画されたのです。その計画に従って、後述するきびプラザや幼稚園、小学校などの公共施設や住宅地が造成されていきました。
しかし、1990年代のバブル崩壊による財政難によって吉備高原都市構想が凍結。未整備地区が多く残る結果となりました。
そのため、吉備高原都市は発展途上のインフラが多く残されています。
そこで、これらのインフラを活用して、新たなイノベーションの起点になるべく、様々なプロジェクトが実施されています。
本記事では、そんな発展途上の街、吉備高原都市について紹介していきます。
この記事を通じて、吉備高原都市の雰囲気、吉備高原都市のイノベーションに対する取り組み状況をお伝えしていきます。

吉備高原都市紹介

吉備高原都市は下図に示すようなゾーンで構成されています。都市に住む人々の生活の中心となるセンター区、先端企業の工場が立地する産業区、都市の東西南北に配置され宅地造成・入居が進む住区、医療や福祉関連の施設を中心に整備された保健福祉区、展示施設や野外活動施設を中心に整備された自然・レクリエーション区です。他にも、小学校、中学校、高校などの研究学園区が点在しています。
それぞれの区の代表的な施設を紹介します。

http://www.kibi.ne.jp/~taka-cha/kibikogen_city.htmキビケーブルテレビより引用したもの改変


1.人々の生活の中心「センター区」

きびプラザ  (写真提供:吉備高原都市サービス)
センター区はその名の通り都市の中央に位置します

都市の中心『きびプラザ』

吉備高原都市のシンボル的な役割を果たす施設です。
プラザ内では、コンビニ、銀行、飲食店、ホテル、遊具などが置かれており、市民の生活の中心となっています。
(参考:吉備高原都市サービスホームページ)

立派なドーム状の建物 (コリドール)
内部はこのように広場になっています
コリドールの中央部に立って、大声で歌うと自分にだけ大きな声で聞こえます。不思議です。
子育て応援支援宣言をした吉備中央町は、県と遊具を新設整備。
子連れでのお出かけにはピッタリの施設です

2.全国から入居が進む「住区」

住区は東西南北にあります

都市の中心『きびプラザ』から東西南北に、それぞれ東・西住区、北部住区、南部住区が整備されています。
ここには、多くの住宅が並んでいます。

比較的新しい家が多く見られ、発展途上の都市であることが伺えました。
電柱がない開放的な空の下、遊歩道が整備され、植物が植えられているなど、自然と共生した街並となっていました。

東西住区 岡山県中山間・地域振興課作成パンフレットより

なお、西住区・東住区では整備された宅地の約6割の入居が決まっています。
まだ分譲宅地が多く残されているので、今後も人口を増やす素地があります。

3.先端企業の工場が集まる「産業区」


西住区・東住区のさらに北側は産業区となっており、複数の企業の工場が集まっています。

昨年2021年11月には両備テクノモビリティカンパニーの新工場が完成。
そして、タカノフーズ中四国、エヌイーシール、シーワン等の工場が稼働しています。(以下写真提供:吉備高原都市サービス)

ほとんどのスーパーで売られている「おかめ納豆」で有名なタカノフーズ
工業用のゴム製品を製造しているエヌイーシール
岡山に3つの工場を持つ地域に密着した会社です
吉備中央産のお米を使い、米粉を製造しているシーワン
こちらも地域密着型の会社です

このように、吉備高原都市は一つの立派な町として様々なインフラが整えられています。中編では、吉備高原都市の特徴である保健福祉区、自然・レクリエーション区、研究学園区の紹介をします。

(中編は近日アップ予定)

文責:米村

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