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Omiai 運転免許証画像等流出 警察と信用情報機関に対策を相談してみた

2021年5月21日、マッチングアプリ Omiaiのユーザーの本人確認画像(運転免許証、健康保険証、パスポート等)約170万件が流出した可能性があると運営会社から発表されました。僕の転免許証画像も被害に遭った可能性が高いらしく、警察と信用情報機関に対策を相談した内容を共有したいと思います。

この記事の対象読者

・流出した可能性が高いとアプリ運営会社から連絡受けた方

最初に結論

・まずは落ち着いてください。
・警察曰く「現時点で特にできることは無い。万一家に不審物が届いたり、不審者が訪ねてきたら、110番をしてください」。
・信用情報機関曰く「本人申告により一定の悪用防止効果が想定されるが、悪用防止の保証はできない」。
・その他情報収集について。GoogleよりもTwitterで検索した方がいろいろ情報が見つかる気がします。もしGoogleで検索する場合は、"Omiai"+"Twitter"などで検索するとTwitter情報が表示されます。

警察コメント

僕の住んでいる地域の管轄の警察署に電話で聞いてみました。

・現時点で警察署でできることはない。
・もし家に不審物が届いたり不審者が訪問して来た場合は110番を。
・Omiaiの問い合わせ窓口に連絡して、対応策を相談してほしい。
・運転免許証画像だけで第三者にクレジットカード等を作られる可能性は低いだろう。クレジットカード会社は審査の際に運転免許証画像以外も審査しているはず。
・別の例で、第三者が悪事を働いた後わざと現場に偽造した運転免許証を置いていった場合、警察から本人(=僕や読者の皆様)に連絡が行く可能性があるが、その際は「Omiaiで情報流出した可能性があります」と警察に伝えてもらえれば大丈夫。

もし不安があれば、自宅の管轄警察署(管轄が分からなければ最寄りの警察署でも大丈夫かと)の電話番号をググって電話して相談してみるとよいかと思います。

信用情報機関コメント

信用情報機関とは、個人がクレジットカードやローンを新規申し込みする際の審査等の際に参照される個人の信用情報を管理している機関です。主に下記3つの機関がその役割を担っています。
全国銀行個人情報センター
日本信用情報機構
CIC

そして本人申告とは、自分の名義を第三者に悪用される恐れがある場合等に、本人が信用機関にその旨申告する制度です。本人申告をしておくことで、第三者が悪用しようとした際に、クレジットカード会社や銀行が審査を慎重に行うことができるようになります。ただし、悪用防止効果を保証するものではないとのこと。

僕は全国銀行個人情報センターと日本信用情報機関に電話で問い合わせました。

全国銀行個人情報センター

・本人申告をすると、金融機関でローンを組む際等の本人確認が厳しくなる。そのため、第三者に悪用されるリスクが減ることが想定されるが、完全に悪用を防止するものではない。
・審査するのはあくまで金融機関。
・Omiaiのケースで本人申告する際は、警察の紛失届受理票の代わりに、アプリ運営会社からのお知らせをプリントアウトしたものを申請書に添付してほしい。

手数料的な費用として404円分の切手が必要です。なお、期限切れの運転免許証に関する本人申告は受理できないとのこと。

日本信用情報機構

・”名義の悪用防止”という理由で本人申告が可能
・免許証を紛失した訳ではないので、警察への紛失届は不要

手数料は税込み1,000円です。なお、期限切れの運転免許証に関する本人申告(例 Omiaiに免許証画像を登録した時点から現時点の間に免許証を更新した場合)でも受理可能とのこと。

ちなみに、5月31日にOmiai運営会社にもメールで問い合わせましたが、1週間経った今もまだ返信がありません。

まとめ

・警察によると、運転免許書画像のみで第三者が勝手にクレジットカードを作成する等の可能性は低いだろうとのこと。
・家に不審物、不審者が来た場合は110番を。
・悪用リスクを多少減らすためには、信用情報機関3つそれぞれに自己申告をするとよさそう。

その他参考:
ミルラさんによる対策まとめ
信用情報機関(Wikipedia)

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