ニュースリリースについて②

〜昨日からの続き〜

「こういう理由で、こういった試みをしたから、●●%の電力削減に貢献して、全社的に今後どういう道筋を立てていきます」というリリースの作成にまでこぎつけました。

自社ホームページにて掲載される前に、その当時付き合いの薄かった記者クラブでのメディアリレーション力強化を行いました。

メディアリレーションズはいわば広報の営業です。メディアの記者はAという業界において基本的には大手を一通り聞いて動向を確認していますが、新任の記者さんはその業界把握が大変です。OJTです。なので業界概要を教えてくれる広報担当者を喜びます。このことをPR会社時代に学んでいた私は当時その記者クラブへ行き、ほとんど席にはいないのが通例ですが、(記者さんは取材に出ているので席にいるのを狙うのはたいへんなのです)足繁く通いました。聞くと、大手新聞社のYで兼任しているというところで

・業界について・今後の動向について・株価の推移について・競合について

を就活生が調べるくらいの程度でしたが、説明をしてきました。すると「ここまで丁寧に説明してくれる企業広報は珍しい」と話していただきました。

どこの企業広報も「のせてのせての一本調子だからです」

でもここでもその記者から牽制〔けんせい〕が

「とはいえ、だいぶ御社寄りの情報なので紙面での紹介はむずかしいですよ」

そうですよね。でもこれがきっかけにのちにY紙での掲載獲得への序章となりました。ではどうしたのか。その続きはまた今度。

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