作品94

映画ガストン・ラガフを布教したい(公開して)

皆さんは、昨年フランスで制作公開された日本の漫画が原作の『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』はご覧になりましたか?

今、映画好きの人々でも話題になっていて私も見たいなぁと思っています。(get willd しか知らないけど)

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フランスが漫画やアニメの実写映画を制作し始めたのは最近からのことではありません。

1950年代ごろから自国(ベルギーなどの周辺国)でのコンテンツを映画化する動きがあったのです!

例えば、フランス・ベルギーの国民的漫画『タンタンの冒険』も二度に渡って実写映画化されています。

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(完璧な再現力…)

ちなみに、この2作品は日本でDVDとして発売されているので是非見てください!

(プレミアついているので、レンタルなどを探してください、ちなみに2作とも

脚本はオリジナル)

このように、実写化については高い技術力を持っていたフランスであったが、

同じく国民的マンガである『スピルーとファンタジオ』と『ガストン・ラガフ』の実写化はその当時製作されなかった!

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(正確には、ガストンは1981年に実写化されている、しかしその完成度は今回紹介するものとは比べ物にならない…)


しかし、2018年その長い沈黙を破り21世紀の世になんと同時公開という形でリリースされたのだ!

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(スピルーにはもう一つ、『プチ・スピルー』がありますが、今回は紹介しません)

その映画の興行成績は

爆★死

まぁ、ぶっちゃけ大味というか両者とも大衆娯楽映画でしたので、最近のヒット作に埋もれてしまうのは当然の結果だったのかも知れませんでしたが…

(ぶっちゃけファンタジオが老けてるのは許せない)

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でも、『ガストン・ラガフ』だけは推していきたい

なぜなら

ガストンが猫っ毛イケメンだからだぁ!

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(ちなみに、ガストン役のテオ・フェルナンデスさんは、ジェラール・ジュノの映画のキャスティングで居眠りをしたから選ばれたそうです…)

ガストンの上司の眼鏡をかけたレオン(服装は違えども)も再現度が高い!

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とにかく、ガストンが可愛いいいいい

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(赤毛の友人の髪型の再現率高っ!)

最後に、ガストンのガールフレンド、ジャンヌちゃんが可愛すぎる!原作超え!

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そもそもガストン・ラガフって何?

『ガストン・ラガフ』は、フランスの漫画家アンドレ・フランカンによって描かれたコミックストリップです。

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フランカンは『スピルーとファンタジオ』の3代目の執筆者として有名になり、

このシリーズのスピンオフとして生まれたのが『ガストン・ラガフ』でした。

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(なので、初期の方にはスピルー〜の登場人物であるファンタジオが上司役として出てくる)

1959年から1991年まで連載が続けられ、2009年にはミニアニメ化

まぁまぁの人気を保っていた矢先の映画化。

今も、フランス国内で愛される存在になっています。

ガチでオススメしたいポイント

仕事をサボって、発明や悪戯をするガストンに手を焼く、レオンを始めとする上司たちのドタバタが可愛い!

特にレオンは、ガストンの悪戯で散々な目に遭っているのに彼を仕事に向かわせるために構ってしまったり、プライベートでは友好的に接しようとしたいるところが高ポイント!

ガストンの奇行も合わない同僚と一緒にいる仕事からのストレスから来ているので、まぁ仕方ないかなと思いますがね…

日本の作品で例えるなら『かりあげクン』のかりあげと課長のような関係性でしょうか?

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あと、ガストンはよく昼寝をしています。

どこでも場所、時間を問わずに寝ています。

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ある学者は彼はナルコレプシーで、エーラースダンロス症候群であると述べています。(それならしょうがない)

あと、映画にも鉢割れの猫やカモメが登場している事から動物や自然が好きなボヘミアン系のキャラクターなのも戦いが多くてギラギラしている他のBDのキャラにはみられないので好き!

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フランカンは、連載当初アメリカで流行っていたビートニックやヒッピー文化を取り入れました。

そのため、タンタンやスピルーとは違う長髪で攻撃的ではないユニークな人物として今でも愛されています。

ちなみに、年齢は不明です。映画ではインターン生として登場しますが、そんなマイペースでミステリアスなところが良いんですよねぇ

ガストンと腐れ縁の上司レオン(Léon Prunelle)も、白のタートルネックで無精髭で眼鏡というオジ様好きの心を擽るキャラデザで最高なのに…

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ガストンの発明のせいでひどい目に遭うという不憫なところが可愛い。

(ちなみにタンブラーでは2番目に人気のキャラで、ガストンとカップリングされています。)

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こんな個性的で可愛らしいキャラクターなのに、なぜ日本人に受け入れられないのは…

デカ鼻ですね!

この時代の(タンタンや劇画系を除く)多くの子供向けBDのキャラクターは何よりも絵柄の癖が強い

スピルーでも、主人公のスピルーは鼻が小さいけど、ファンタジオは鼻がデカい

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そんなわけで、手塚作品以上の癖の強い絵柄なんで日本では受けないのかも知れないと日々悩み続けている…

同じ、BDのスマーフは日本上陸できたのだから、不可能ではないと思うけど…

萌えポイントが高く、カラーでレトロな絵柄はグッズも作りやすくて流行りそうだともうかれこれ、10年以上思っているけど

誰か翻訳して出版して!

(一応英語版が最近出ました)


(スピルー初心者はTome/Janryの作品をオススメします。特に『Vally of the Exiles』は、スピルーとファンタジオの絆がエモく描かれているので必見!)

おまけ

フランスのおはスタ的存在のテレビ番組で、映画ガストンとコラボした時の動画

オススメは、2:55からのガストンが登場してベットで寝っ転がるシーンが最高に可愛いので癒されてください。

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テーブルの上に乗っかって覗き込むシーンもキュートなので!

(天使)

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映画も日本上陸待っています!(DVDだけでもいいから〜!)

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