オリエンテーションはじまる

この記事を書いているときはすでにこのオリエンテーションが終わったところなのですが、今回はどのようなオリエンテーションの内容だったかについて、書きます。

オリエンテーションは1月2日より始まりました。このあたりは大学のあるアメリカのリズムで進んでいきます。Boston University のOnline MBAでは、オリエンテーションをMod0 と称して3週間ほどのプログラムが組まれています。このMod0 を通して、MBA プログラムで必要になるツール類の使い方や、チームでの作業方法などについて習得することができます。またこの期間を利用して自分はどういうリズムでMBAプログラムを進めていくのか、作っていくことができます。

Mod0、何よりも良かったのはOnline MBAということもあり、Remote でグローバルのメンバーとプロジェクトを遂行するために必要となる要素やアイディアがふんだんに盛り込まれていたことです。それこそZoom でビデオ会議をするときの基本TIPSみたいなことも入っています。私自身はパンデミックのあとも間違いなく、この生産性の高いRemote を活用した仕事は中心になると考えていますし、またRemote での仕事は地理的な制約を受けないので、Global で仕事をしやすくなります。一方で時間的な制約が入ってきますので、そのバランスもOnline MBA 全体を通してしっかりと経験を積みたいなと考えています。

チームメンバーは大学の運営側で決めたものが公開されてそこで確認していくことになりますが、近いタイムゾーンの人でチームを組むことができたのも、このはじめの助走期間にはすごく助かりました。中国、香港、シンガポールのメンバーとチームを組んで、チームプロジェクトに取り組みましたが、中国本土だとGoogle が使えないとか、それぞれの家庭や仕事のリズムでミーティングはやっぱり夜がいいねとか、そういうチームのルールを作っていくところから実施できるのも良かったです。

また、本当にいろいろな仕事をしている人と一緒にプロジェクトに取り組むことで、あらためて自分のやっていること、できることって、同じ業界だと大きな違いを感じていませんでしたが、本当に違うなということも実感できました。一方で、どこまでが皆さん共通認識でできるのかどうかというのも、わかってきたのが楽しいです。Google Drive で共有したり、あたらしいチャットツールを使ってそこでCommunication したり、そういう基本的なGroup Work を行うためのツールについては、Online MBA を受講しているということも有ると思いますが、苦もなくみなさんできます。
一方で、予期しないトラブルが起きると結構苦労します。IT 業界だと自己解決できるレベルでも、苦戦している様子はわかります。ただ、それも大学側でちゃんとサポートパスが用意されているので、ちょっとしたツールのトラブルが作業に影響することはほぼありません。ほぼ、としたのは多少作業がもたつくことは当然ありますので。

この一ヶ月通してお伝えしたいのは、2つ。
1つ目は、英語ですよ。ということです。ざっと同時期にこのプログラムに参加している人の名前を見たり、週に一回の全体セッションに出てみても、日本人はいません。英語といっても、1時間位のミーティングを運営できるくらいの英語力がひつようになります。自分が、ミーティングのFacilitator になることもあるからです。
2つ目は、完璧ではなく最適を考えてすすめること。です。エラーがない、ミスのない、そんなプログラムではありません。ツールの間違いもありますし、講師の間違いもあります。つど軌道修正したり、できることで対応したり、また、これはできないからこれでいいよね、みたいに声を上げることも必要になります。与えられているものでできない。そういうときにウンウン唸って時間を無為に過ごしたり、あきらめて放っておいたところで、だれもそれに対して何かを免除してくれることはありません。すばやく判断して、声を上げることが大事です。実際に毎週のように、何がまだできないとか、これがないとか、間違えているとか、チャットルームにバンバン上がっています。でも、完璧なものを待っていたり、そこに固執していては、本来の目的にたどり着かなかったり、たどり着いた頃には、もう世の中はもっと先に行っている時代です。そういうことも経験できる良い機会になると実感しています。

次回は、今週からはじまった実際のModule の様子を書いてみます。

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