見出し画像

限界夢女が夢カプを語るだけ

 ドーモ、限界夢女の小日向デス。

 タイトル通りです。私がいつも見ている幻覚ソマミツという夢カプについて語っていきます。

1.ソマミツとは?

 某神を喰うアクションゲームの登場キャラクターである褐色銀髪(cv中井○哉)のソーマさんと、小日向のオリジナルキャラクターである井上ミツハ夢カップリングです。井上ミツハなんて女は本編に一切登場しない。第一部隊隊長ポジションですらない。100%幻覚である。

画像2

 このゲームの舞台は2070年代の近未来で、そこでは何でも食べちゃう異形の怪物、アラガミによって人類は滅亡の危機に瀕していました。都市文明や国家も崩壊した退廃的な世界で、人々は巨大防壁に囲まれた町で生活しています。進撃の○人みたいな感じ。

 で、井上ミツハは2011年からタイムスリップしてきた普通の女子高生

 2011年12月29日。学校帰りに突如タイムスリップした女子高生・井上ミツハ。アラガミに襲われた彼女を救ったのは、無愛想な青年・ソーマだった――

 ――という、トリップ夢小説によくある始まり方です。

画像1

↑ソマミツ本編小説「Kuschel」の冒頭ラフ漫画。セルフコミカライズする力は私には…ない……。

 本編小説はpixivやハーメルンに全話投稿しています。文字数、40万字弱。

 pixivは大体2〜3万字まとめて投稿しており、ハーメルンは5000字程度の1話ずつ投稿しています。あとpixivにはソマミツの絵も投稿しています。よろしくね!

 ちなみに、冒頭でミツハを喰い損ねたヴァジュラさん。
 もしもミツハを喰い殺す事が出来ていたら、この後「喰い足りね〜」とオウガテイルを喰べに行きます。そこを第一部隊に討伐されます。

 そう、ゲーム冒頭のムービーになります。

画像11

 つまりゲーム本編は井上ミツハが助からなかった世界線なのです!(という都合の良い幻覚)
 ちなみに井上ミツハは特殊な偏食因子を持っているせいでタイムスリップしました。つまりヴァジュラを捕喰したリンドウさんが「レアものだな」と言うのは井上ミツハの持っていた特殊な偏食因子に反応したからなのです!(という都合の良い幻覚)

 強引なこじつけと都合の良い幻覚によってソマミツは成り立っています。

2.ソマミツはエモいという話

 ソマミツはどんなカップリングなのかザックリいうと、正反対同士のカップリングです。
 違いや差が沢山あり、それが可愛くてエモいカプです。

画像3

画像4

 いや〜〜〜……ソマミツ尊いな…………????(幻覚をキメている顔)

 井上ミツハは現代の絵に描いたような幸せな家庭で何不自由なく愛されて育った為、生まれてから実験動物扱いされて育ったソーマさんとは生い立ちに雲泥の差があるのです。

 この文面だけを見ると、圧倒的光属性の井上ミツハがソーマさんの心を救うのかな? と思いますよね。実際そうです。
 平和な世界で生まれ育った故の、楽天的で柔和な井上ミツハの「無害さ」がソーマさんの息をしやすくして、安心出来る居場所になっていきます。尊い。

画像5


 でもそれだけじゃないんです。

 井上ミツハは平和な世界で生まれ育った普通の女の子です。食べる物や住む場所に困った事はなく、争いに巻き込まれた事もありません。命の危機に瀕した事もありませんでした。

 そんな普通の女の子がたった独り、荒廃した近未来にタイムスリップしてしまったら――?


画像6


 耐えられるわけがない。

 生まれ育った故郷は廃墟。家族も友人もみんな死んでしまっている。自分が歩む筈だった将来への道は全て壊され、死と隣り合わせの生活を余儀なくされる。

 SANチェック失敗して正気度0の状態。ぶっちゃけこんな世界で生きるくらいなら、今すぐ死んで天国に居る家族や友人の元へ行きたい。

「私が帰りたい場所は此処じゃない、私の世界は此処じゃない! 私はもっと、普通に生きたかった! 普通に学校に行って、普通に友達と遊んで、子供の頃からの夢だったカメラマンにだって、なりたかった! ――わたしは、元の世界に、帰りたい!」
 心の底からの叫びだった。本音だった。その本音は、この世界の全てを否定する事を意味していた。――帰りたい! この残酷な世界から逃げ出したい! アラガミとは無縁の平和な世界でのうのう生きていたい! ――そんな、陋劣で醜悪で自己愛に満ちた浅ましい本音を。

 そんな井上ミツハを思い留まらせたのが、ソーマさん。
 生への執着じゃない。死への恐怖じゃない。

 ミツハが恐れたのは、ソーマが悲しむ事。

 恐かった。死ぬ事への恐怖ではない。エリックが死んだ後のように。リンドウが行方不明になった後のように。また、ソーマが自分自身を責めるのではないかと思うと――恐いのだ。
 死ねない理由は他にもあった。強くなりたいと思った理由は、なにも元の世界に帰る為だけではない。
――〝死神〟なんて、呼ばせたくない。
 絶対に死んでやるか、そう強く思ったその覚悟は、嘘じゃない。嘘じゃないからこそ、ただの一歩が踏み出せない。ソーマの事を思い浮かべると、どうにもこうにも死ねないのだ。

 だから井上ミツハは、ソーマさんが居る限りこんなクソったれな世界でも生きていようと思える。


 ソーマさんは、井上ミツハの生きる理由なのである。


画像7

画像8

画像9

画像10


 正直井上ミツハからソーマさんへの矢印がクソデカ過ぎるしクソ重過ぎる。

 なのに普段はそんな事を微塵も感じさせない楽天的なアホっぽいゆるゆる笑顔を浮かべている。

画像14

 その為か、ソーマさんからは「別に俺はそこまでコイツにとって重要な存在じゃない」「人付き合いの良いコイツなら、俺の代わりくらい居るだろう」と、無印ソーマさんの時点では自己評価の低さ故に認識のズレがある。そこもまた、良い……。

 エモいよね、ソマミツ(結論)

3.ソマミツをもっと見たいという話

画像13

 同じ幻覚を見てくれる人を募集しています!(???????)

 齢一桁の頃から夢創作をしてきた限界夢女なのですが、自分の中で完結していた事が多く……個人サイトに小説をアップした事は勿論ありましたが、同じ幻覚を見て欲しい、共有して欲しい〜と思った事はそんなにありませんでした。

 でもソマミツは、「この幻覚を誰かと共有したい……! この幻覚を自分ひとりで持て余したくない……!」という域にまで達してしまいました。
 「自分が生み出した夢カプ」ではなく、「自分がもっと見たい推しカプ」になったのです。もうこれわかんねえな。

 というわけで、ソマミツはいいぞ! と布教するべく。ソマミツの幻覚を見てくれる患者を増やすべく。ソマミツが好きで堪らなくなり三次創作をしてくれる猛者が現れ、手付かずのソマミツを摂取するまで、私はソマミツの幻覚を見続けるぞー!

 限界夢女の幻覚、ソマミツをよろしくお願いします!

画像12

 おわり。

お布施して頂けると泣いて喜びます