きっかけは

育休をとるきっかけ。

これは、妊娠がわかる前から 
考えていたこと。

とはいっても、ここ数年の間で
ふと、自分の中では当然のことに
なっていた。

結婚して、なかなか子宝に恵まれず、
夫婦で真剣に向き合いはじめたころに
その考えが確固たるものになった。

一番の理由は、
私が父親の愛情を受けてこなかったこと。
誤解を生じないために、さらりと
振り返ると。

父親とまともに話したことはなかった。
かといって、暴力をふるわれたことはない。
そして、直接怒られたこともほぼない。
母親を通して、父親の考えが伝わる。
ので、必然的に母親っ子に。
母親の事は心の底から尊敬しているが、
父親に対しては全くない。

これは、今振り返ると
父親が典型的な亭主関白で
母親に子供が生まれるにあたり、
専業主婦として、支えてほしい。
家の事は母に任せるというかまる投げ。
外面はよいが、家では。。。
そこそこいい給料だったはずなのに、
酒に半分使われる。
長年長屋暮らし、年々他所とは異なる
生活環境だと気づくなどなど。

至る所で父親の愛情を受けなかったことに
由来する。

そして、悲しいかな血は争えない。
私自身、
長所は母親に似ていくのだが、
短所は父親に似ていく。。。

そうならないために、
子供の成長を最初から目に焼き付け、
夫婦二人で育児のスタートを
切らなければとの強い意志からである。

そして、もう一つの理由。
それは、あのお笑い怪獣である。

あのお笑い怪獣でも、
面白くないと言われた期間があった。

それが結婚後、二人としては
初めての娘が生まれたあとのこと。

育児のために、仕事をセーブし、
車の免許をとって、
家族と過ごすための時間としたといわれている。

このことをあらためて聞いたときに、
自分の中に、すっ、と入ってきたのである。

育休をとりたい旨は、
妊娠がわかる前に、妻には伝えた。

妻曰く
何となく、育休とってくれると
思ってた。。

と。

親戚や友人の子供と遊んでいる、
戯れている、というか遊ばれている
私の姿を見ていたので、
そう思っていたらしい。

とはいえ、半年で考えてると伝えたときは
さすがにびっくりしていた。

半年というのは、
育休の制度を調べていくと、
半年を境に、給付金の額が変わると
いうのが大きな理由。

住宅ローンもあり、現実的な金銭状況と、
第一に子供の成長を最初から
見届けたいという気持ちを
総合すると、半年という答えにたどり着いた。

と、妻に伝えたことにより、
二人で明確な目標が定まった。
今考えるとメンタル的にもよかったの
だろう。

妻の妊娠がわかるのはそのあと、
そう遠くはなかった。

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