白洲正子著『たしなみについて』河出書房新社より 「三十五 遊ぶことは働くことと同じ程むずかしい事です。いや、遊ぶことの方がはるかにむずかしいのではないかと思います。(中略) 成人した大人にとって、世の中に遊びはなく、笑いさえもないのです。いくら遊んでも笑っても、それは真の遊び、心からの笑いではありません。しかし、その上に、ほんとうに悠悠閑閑と遊ぶ事の出来る大人が極く稀に居ます(居る筈と思います)。それ程遊ぶのはむずかしい事であるのです。 自己紹介を兼ねて、初めての投稿。