だらり
起きていると眠るのがめんどくさく、
眠り始めると今度は起きるのがめんどくさくなる。
起きたのはよいがごはんを炊くのがこの上なくめんどくさい。
なんとかごはんを炊いて食べ始めてもめんどくさいから、あまりよく噛まずにさっさと食べてしまう。
珈琲は好きなのだが淹れるのがめんどくさい。
でも飲みたいから淹れて、珈琲を飲んだらいよいよ何もかもがめんどくさくなる。
めんどくさいけど、やりたくないわけではない。
夜は寝たいし、朝は起きたい。ごはんも珈琲も大好きなのだが、どうにも力が湧いて来ない。
書きたい物語もいくつかあるし、進めたい作業もいろいろとある。
だけど言葉に見放されてしまったようで、脳みその中は靄がかかったように不鮮明だ。
6月まで持ち越したくない5月病。大外刈りで華麗に倒して僕は夏へと進むんだ。
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