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【RTFKT x Nike Air Force 1】CLONE XデザインのNikeエアフォース1が販売!!NFT×フィジカルグッズの最先端事例となる

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おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。

今日は「RTFKT x Nike Air Force 1」についてリサーチしました。

RTFKT x Nike Air Force 1 とは?

「RTFKT x Nike Air Force 1」は、デジタルファッションブランド「RTFKT」と世界的アーティストの「村上隆」がリリースしたブルーチップNFT「CLONE X」のホルダー向けに行われた限定イベントです。CLONE X限定デザインでフィジカルな「Nike Air Force 1」を受け取ることができるNFTを販売し、NFTと引き換えにフィジカルスニーカーをゲットできます。

https://opensea.io/collection/clonexforging/drop
https://opensea.io/collection/clonexforging/drop
https://opensea.io/collection/clonexforging/drop

CLONE Xには全10種類のレアリティがあり、それぞれに対応するデザインのスニーカーが開発されました。また、自身が保有するNFTに対応するスニーカーの購入権NFTを1NFTにつき2点まで購入が可能です。

よって、スニーカーの販売上限は以下のようになっています。これらのスニーカーは完全受注生産であり、ここでしか生産されない完全オリジナルスニーカーです。

  • Murakami Drip – 4182

  • Human – 1986

  • Genesis – 1776

  • Angel – 1327

  • Robot – 1126

  • Demon – 1031

  • Reptile – 399

  • Undead – 190

  • Murakami DNA – 167

  • Alien – 60

■”フォージング”イベント詳細

引換券NFTからフィジカルスニーカーを引き換えるイベントをフォージングイベントと呼び、現在開催中です。2023年4月24日から5月8日までの間で、専用サイトにログインして引き換えが可能です。

引換券となるNFTは二次流通にも出回っており、最低価格が0.298ETH、最高価格が4.9ETHとなっています。

https://opensea.io/collection/clonexforging/drop

また、フォージングイベントを記念して、新宿3丁目にある“クロス新宿ビジョン”のサイネージに3D映像が放映され、渋谷にもARフィルターを持つポスターが貼られています。

そして、4月30日には東京ビッグサイトで大型イベントを開催予定です。“RTFKT x Nike Air Force 1”のフィジカルスニーカーの先行展示が行われるほか、「クローン X」と新たなコレクション「アニマス(ANIMUS)」に関する企画や作品が紹介される予定です。当日は村上隆、RTFKTの共同創始者ブノワ・パゴット、スティーブン・ヴァジリー、クリス・リーの3人が参加する予定です。

公式サイト

■スニーカー詳細

今回のフィジカルスニーカーには幾つかの特徴があります。

  • 完全オリジナルデザイン

  • 受注生産(現在のイベントで受注を受け、今年の10~12月頃に届く予定)

  • 内側のNikeのロゴマークがRTFKTロゴに変更された特別デザイン。

    • ロゴの変更は1982年に“エア フォース 1”が発売されて以来初めての試み

  • RTFKT WM(WORLD MERGING)CHIPを内蔵

    • スニーカーにNFCタグが埋め込まれ、スマホを介してウォレット認証することでNFTと連携可能

    • スニーカーの真贋証明や新しい体験にも利用される予定

今回のNFTはERC-1155で生成され、スニーカーとの引き換えに利用した後はERC-721のNFTに変換され、RTFKT WM CHIPとリンクするために必要なNFTとなります。

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NikeブランドとRTFKTは強いな

ここからはリサーチした感想を書きます。

このイベントは非常に盛り上がっていますが、それも必然だなと感じます。そもそもNikeのエア フォース 1が40年も歴史がある非常に人気のあるモデルです。

それのCLONE X限定モデルを販売するとなれば、単純にNFT界隈だけではなく、世界中のNikeファンが欲しがるスニーカーとなります。CLONE Xの需要も高まりますし、ホルダーは自分で履いてもいいし、転売できる可能性もあります。

CLONE Xはここ最近フロア価格が下がってましたが、このイベントでやや向上しました。

https://opensea.io/collection/clonex/analytics

NFTプロジェクトが自分たちでアパレルを出したりグッズを作ることはありますが、非常に難しいのは、そのフィジカルアイテムをファングッズ・コミュニティアイテムの域を越えさせることです。

歴史が浅いので仕方のないことですが、ほとんどのNFTプロジェクトのフィジカルアイテムはコミュニティ内活性化のためのグッズの域を出ていません。

なので、フィジカルアイテムを作っても、そこまで売れませんし、そのアイテム自体に投機的な価値がつくことはありません。

しかし、RTFKTの強いところは、Nikeがバックにいることです。コラボグッズがNFTの枠を飛び越えて世界中の人間が欲しがるフィジカルグッズになります。

親和性が高いからこそRTFKTを買収したのですが、すごく丁寧に、決して安売りせず、NFTとフィジカルブランドを着々と組み合わせているなと感じますね。すごい。

0からNFTプロジェクトを作っても同じ打ち手を真似することは容易ではありませんが、例えば有名なブランドとコラボするフィジカルグッズを販売するなど、そういう方向性はあり得るなと感じます。

そして、この事例から見えることは、やはりまだメタバースの時代は到来していなくて、なんだかんだフィジカルグッズの価値は安定してるということです。デジタルスニーカーもいいけど、フィジカルスニーカーはやっぱり良いよね。

NFT×フィジカルの特徴的な事例として勉強になりました。

以上、「RTFKT x Nike Air Force 1」のリサーチでした。ご覧いただきありがとうございます。勉強になった、面白かったと思った方はいいねやコメント、SNSでのシェアにご協力いただけると励みになります。どうぞ宜しくお願いします!

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