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Minimalのチョコレート。幸せが心を浸してくれる。

Minimalのチョコレート。カカオ豆の買い付けの記事を読んで、食べてみたいなと思っていたら、渋谷ヒカリエの地下に出店していたので、実家に帰るついでに買ってみた。

結論から言うと、最高でした。

チョコレートは、満たされる気持ちと同時に罪悪感と歯の痛みが抱き合わせでやってくる嗜好品だと思っていたのですが、甘だるい感じがなく、さっぱりしていて、それでいて食べ応えがある。燃え上がるような満足感というよりは、幸せが心を浸していく感覚。

カカオ豆と砂糖で、という触れ込みだったので、粉っぽい感じなのかなと思いましたがそんなことはなく、サクサクとした食感。

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生チョコレート。甘みと同じくらい酸味があって大人な味。口の中で溶けていくけれども、存在感はどっしりとしている。北海道出身なので、ロイズの生チョコレートをよく食べていたけれども、食感は全然違う。

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チョコレートサンドウィッチクッキー。NUTTY - Ghana 66。カカオ66%ってもっと苦い感じがしていたけれど、さっぱりとした甘さ。

去年「馬と貴婦人の高級チョコレート」を頂く機会が何度かあり食べていたのですが、ぼくの中ではMinimalの圧勝ですね。「馬と貴婦人」の方は、誰かにおつかいものとしてお渡しすることはあっても、自分で食べたくて買うことは全くない。Minimalは自分が食べたい。ご褒美とか、特別な機会に自分のために買いたい。そして誰かにも贈りたい。そういうチョコレート。

凄く良いものに出会ってしまった。どうしよう。

うーん、いつも富ヶ谷を通っているのに、お店に気がつかなかった。

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最近、サステイナブルという言葉がこの上なく流行していて、世の中でも’SDGs’という言葉が飛び交い、色とりどりの円形バッジをつけている人が多くなった。米国型の大量生産・大量消費の時代も終わっていき、素材にこだわるとか、生産者の生活を考えるとか、そういうものが残っていくのかな。

こういう丁寧に作られた、洗練されたものを見ると、自分の毎日の生活も、丁寧に洗練させていきたいなと思う。

山のようなお菓子ではなく、こういう深いフィロソフィがあるお菓子に、気持ちが良くなるのは、年齢を重ねたからなのかな。2020年、毎日を丁寧に、そして素敵なものに出会っていきたい。

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