40歳くらいのエレベーターに乗ったらパパ活女子とすれ違い、マイクロプラスチックが浮遊するその空間で独り息を止めつつ、傷付いたガラス越しに6割ほど正確に映る1つの灰色のビルを見て、明日は雨が降らないといいなと思った

その後に呼吸を整えるだけのどこの文化にも属さない儀式が始まり、直前の風景を心に残りやすくし私は心に残すためにその呼吸をしているのかと自問してみたい、そういった交差するまたは同じような言葉のリフレインが、扉の先の右折した廊下に反響して16時40分になった

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