見出し画像

面白がる力って大事ねという話(新入社員向け)

プレイドさんが主催する意識の高いイベントに登壇するにあたりnoteのリンクが貼られることになったので、朝会でメンバーに話したことで書けそうなことをここに残していき、意識の高さを醸していきたいと思います!

まずは7月に新入社員向けに話したことです。

===

Creemaの10周年キャンペーンの準備をしていたとき、8年前、当時新入社員だったときに気づいたことを思い出しました。それについて書いていこうと思います。

新入社員当時僕は電通の新聞局という部署で、「受注した新聞広告をいかに良い面に載せるか」という作業をしていました。アナログで、地味で、まわりは怖い人だらけで、なんかいろいろ大変でした。よくあんなことできていたなと思うくらい仕事していましたし、1日の最多メール送信記録は100件で、同時に4件着信がきたようなこともありましたw

でもすごく奥が深くて、良い仕事をするためにはその企業のマーケティング戦略やかけているコスト、さまざまな取り巻く事情を踏まえた良い交渉をしなければならなかったので、それが今となっては自分のコミュニケーションの礎となっているなぁと思います。

で、当時ふと思ったことがあって、アウトプット地味でも、すべてのものに汗と涙と本気が詰まっていることが多いぞ、ということです。日幅のある5段モノクロの通販原稿も、日付指定の30段カラー2連版も、とにかくいろんな人の本気が詰まっていました。当たり前ですがまぎれもない事実です。

我々のサービスも、一般的なユーザーからすると「なんとなく入ってるアプリでしかない」けど、その裏にはいろんな人の努力と意思の結晶があるということです。なんとなく目にするこのLPも、10年間という長い期間、何もないところからこのサービス・会社を作り上げ、支えてきてくれた皆様へがいてこそ。楽しいことや嬉しいことはもちろんですが、その裏には辛い気持ち、悔しい思い、泥臭い活動、精神的に眠れない夜、物理的に眠れない夜、本当にいろんなことがあったはずです。それを踏まえてたくさんの決断を積み重ねてきたからこそこういうコンテンツが作れているという事実は、本当に重たいなぁということを改めて感じました。

これは当然他のものにも言えて、今目に入ってくるコーヒー、ペン、エアコン、コピー機・・・多くのものに本気の検討と意思が少なからずあります。それを想像して、例えば決算見たりとか同じ業界で働いている人に聞いて答え合わせをすることで、自分の仕事に生きてくることがあると思っています。わからないものを「草」といって切り離したりしてはいけないなぁと思います。

ちなみにこの2年くらいの個人的マイブームはTVCMが出ているところの戦略を30秒で考えて、その企業の決算を見たりして意思を知ろうとすることです。

何が言いたいかというと、「興味を持とう!面白がってみよう!(×楽しもう)」ということです。1年目は今、しんどくなってくる時期かもしれないけど、ただ仕事としてこなすだけでなく、そこにそれがなぜかあるかをよく考えることで仕事の質はあがってくると思います。

そして、あって当たり前のものなんか何もなく、常に感謝の気持ちを持ち、これからも本当にいいものが埋もれないよう、チームで、サービスを育て切り拓いていかないとな、と決意を新たにする次第です。頑張りましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?