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場所を変えること

今、京都にいる。

デザインでお手伝いしている、3月にオープンする宿に泊まり込みの合宿。今日で5日目だ。家以外の場所に身を置いて、だだっ広い宿に一人ぼっちになったりしながら作業している。

去年は、ほぼ東京で過ごしていたし、どこかへ行くにしても旅行という感覚、訪れた先で仕事をするということもほとんどなく、その土地の良さに触れて楽しむ。それはそれで、とても良いことだし、そうあるべきだし、それがしたいと思って旅をしていた。

以前の、名古屋、東京、鹿児島を行き来しながらの生活をやめて、「東京」というよりも「1つの場所」で過ごしてみて気づいたことがある。

「居心地が良く、楽である」

自分の家だし、住んでいるのだから、当たり前なのだけど、だんだんとその居心地の良さに傾いていってしまう。家で過ごす楽さに甘んじてしまう。
そして、周りへの意識が薄れていく。家での居心地の良さを最優先して、生活の基盤を作ろうとしている自分がいた。

自分にあった生き方はどういうものなのかと考えてみても、それはトライアンドエラーの繰り返しで、実際にやってみないと分からない。やっぱり、僕には外の世界と繋がりが必要で、一ヶ所に拠点を構えてのライフスタイルは似合わないのかもしれない。

変な言い方かもしれないけれど、常に危機感を感じていたい。色々な人の価値観に触れて、仕事ぶり、功績、考え方、向き合い方、自分が考えるそれらとのギャップというか違いを意識することで、はっとさせられることがたくさんある。
それは、場所を変えることが一番手っ取り早いんじゃなか。違う道、景色、人、文化、言葉遣い。いつも自分がいる場所と違いが、ありありと見えてくる。

去年は、基盤を整えることを意識した一年だったから、今年はもう少しジャンプする一年にしたい。

これから何をすべきか、何をしたいのか、どうなりたいのか、どうありたいのか。

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